ある晩、ドニー•ダーコの前に奇妙な銀色のウサギが現れ、ドニーを外へと導く。ゴルフ場まで連れてこられたドニーは、ウサギから世界の終わりを告げられる。あと28日6時間42分12秒。
最初から最後までずっと奇妙な感覚が支配する。夢なのか、現実なのか、妄執に取り憑かれたが故の幻覚なのか。その辺を曖昧にしたまま話が進む。
もやもやが常に付き纏うので、最後に伏線が一気に回収される感じは気持ちいい。細かな謎はちょこちょこ残るけど。おばあさんは結局何者なんだろう。
エンディングの「Mad World」が名曲。映画の結末とマッチして、より物悲しい。