そう、itunesが出る前はみんながリスト苦労して作ってた。
…自分の好きな曲達をMD?に落としてプレゼントしてほったらかしにされてたとか。
人の価値は人間性でなく好みで決まる。というフレーズとか楽しい。実際のところ価値はわからないけれどライフスタイルとか価値観とかは決まるかなーって思う。
売れる前から好きだった俳優や作品が急に人気でると複雑な思いがしたり、付き合ってる人におしつけてみたり。見てて恥ずかしい思い出が蘇る。
10代半ばから20代前半は、音楽、映画、服とかに物凄く執着して人生を捧げるよう勢いだったりする。言ってみればそれがその時代の “現役の若者”だったりするのかな。何かに熱中しすぎて、歳をとるのを忘れちゃってる人って結構いますよね?ロブもそんなタイプだった。マニアな人の観察日記を覗いてる感じ、僕もそんな所があるので苦い笑いが口の端に浮かぶ。同じ趣味の人と話すと段々早口になったりとか、やたら饒舌になったりとか。リストを作って、ジャンル分けして、自分史的に分けたりとかそういう雑談をずっとしてたり。自分の好みを押し付けてくる子いたっけ。
画面の向こうから男性の恋愛についての勝手な本音や思い込みを遠慮なく自己憐憫たっぷりに語ってくる。…なんだろう、たまたま呑んでる時に隣にいたヤツの愚痴やワガママにつきあってる気にもなれる。
別れた相手の近況、新しい相手とどう付き合ってるのかとか勝手にヤキモキしている辺りとか、放っておけと言われてもうじうじしてる辺りとか身勝手な友達の愚痴を聞いてる感じがする。
ニックホーンビー原作の映画、すきだなあ。