タコ…w
エドウッドのやりたいことは凄くよく分かる！
彼の情熱がひしひしと伝わってきます。
ここぞという見せ場で見事にポンコツ具合を発揮するグダグダ演出はむしろ賞賛に値しますね。

製作の経緯や裏話などはティムバートンの「ED WOOD」の方で面白可笑しく描かれているので割愛しますが、
この作品をより作品たらしめたのはやはり名優ベラ・ルゴシの圧倒的な演技力と存在感だと云えるでしょう！
毎シーン、隠れてモルヒネを打ちながら撮影に挑んでたとかもう胸アツっす。
核への批判も込められていたりして、特に最後の真面目腐ったセリフにグッときました。

懲りずにエド・ウッド映画を。

核の脅威や不安が盛り込まれた筋書きは、平凡だけど思ったよりもまとも。ただ、単調な演出やカメラが退屈すぎる。タイトルの「怪物の花嫁」からして、怪物の悲劇的な側面を描くのかと思いきや、「ロボ」と呼ばれるハゲのおっさんや作り物の大タコがワーワーやってるだけでしたね。

全然面白くはないけど、世界征服を目論む博士を演じたベラ・ルゴシを拝めただけでも満足か。監督の映画製作への情熱は「プラン9〜」同様にしっかりと感じられましたねぇ。

史上最低の映画監督と称されるエド・ウッド監督・脚本によるモンスターホラー映画。古典的なモンスター映画にオマージュを捧げているかもしれない駄作です。

どうせならゲラゲラ笑いながら突っ込みを入れたかったけど、何とまあ真面目に作られてたお陰で、真顔で見るしかなかった笑

有名なタコに襲われるシーンは絶句ものですが、それよりも肝心のストーリーが全く面白くない。

何を撮りたかったかは理解できるので、敬意を込めて☆１つ！