怪人スワンプ・シング/影のヒーローの作品情報・感想・評価

「怪人スワンプ・シング/影のヒーロー」に投稿された感想・評価

やっぱりアメコミヒーローといえば自分にとってはコレである。Bernie Wrightsonが描いた数多の素晴らしくカッコいいSWAMP THINGのアートに魅了され、めちゃくちゃ影響を受けた。そんな思い出深い作品の実写版が初ソフト化、特典も豪華だ。
シナリオはロマンス寄りに仕上がっていて、意外でもあったけど心打たれるものがあった。
思い入れ補正みたいなものもあるけど、SWAMP THINGだから仕方ない。SWAMP THING最高!
超ハートフルでウォーミングな作品だった。見た目が毒々さんとダークマン的な頭脳を持ち合わせ、オマケにジョンコーフィーの能力をも備えており、力尽きても太陽の光で光合成する事で失われた身体の一部も再成出来るスーパーマン。敵のボスが素晴らしく、ヘルショック戦慄の蘇生実験を思わせる変身過程。ウェス・クレイブン作品でほっこりするとは思わなんだ。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
‪「怪人スワンプ・シング 影のヒーロー」‬
‪ 今年もやってきたホラーマニアック。
今月はD.カーティスのトラウマ映画にしてカルト作の傑作恐怖映画「家」と初円盤化されまだ未見だったあのスクリームシリーズのW.クレイヴンが放つDCコミックスの怪奇ヒーローを映した「怪人スワンプシング 影のヒーロー」のBDが届く。これから鑑賞する。あの鮮血の美学のW. クレイヴンがX-MENのウルヴァリンの作家が生み出したDCコミックのキャラを映画化したと楽しみに初見したが美女と野獣の設定を強調した肉体に植物を宿し、沼に生息するダークヒーロー物で宿敵一味への復讐を描く。もう異色過ぎて評価不可能!‬
dude

dudeの感想・評価

4.1
夢のように眩い沼地とそこへ消えていく背中。治癒能力とか僅かな光で再起とかベタなところほどグッとくる。ヒーローものは誕生するために一回死ぬところが見たいわけだがこれは壮絶な人体発火で満足だし、敵の親玉が一人きりで薬品を飲むシーンも良い...。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
それほど遠くない昔
地図にない沼地で…

ヤバい薬を浴びたせいでゴリマッチョで臭そうな怪人になってしまった天才博士が、その薬を悪いことに利用しようとするクソ野郎たちを次々に蹴散らしていくヒーロー映画。

ウェスクレイヴン監督によるDCコミックスの映画化作品。有名タイトルにも関わらず日本版ソフトがこれまでなかったのですが、この度ホラーマニアックスから初のソフト化ということでやっと見ることができました。

冒頭に書いた文章を黄色のテロップで見せるオープニングで始まるというSWを意識したパロディ演出から始まる本作ですが、SWの名物のひとつでもあるワイプを使ったシーンの切り替えまで多用しまくっているという徹底っぷりが笑えます。ほぼ森の中だけで展開する本作の舞台もだんだんエンドアに見えてくる不思議!

人間の未来のための研究を沼地に篭って続けてきた博士が、その研究の完成とともに醜い化物へと変貌し人間社会から爪弾きにされるというシリアスで救いのない設定の物語と、教会が50年前に廃墟となり人とハエ(悪魔)しかいない呪われた森という神の不在を印象付ける舞台設定があいまってシリアスな雰囲気が出てるのですが、重苦しくなりそうなところでユルイ笑いを提供してくれるので暗くなり過ぎずに楽しく見れるのが良い感じ。年代物の銃が暴発したとことかめっちゃ笑ったわ。

急に沼地に発生する濃霧が物語の空気の変化を印象付けたりとか、霧が足元を全て覆い隠し、まるで雲海のような舞台で行われるラストバトルとかも良かった。というかラスボスさんそれまで最悪な野郎だったのに、目がつぶらで可愛すぎてなんかちょっと応援しちゃいました(笑)

スワンプシングさんがノートを投げ捨てるシーンが凄く象徴的。人間の独善的な研究の愚かさを後悔するという自然の代弁者としての行動と、その研究が人々の醜い争いを生んでしまったという人間としての後悔の両面を表現する良いシーンだと思いました。

本作は、醜い化物となってしまった博士とヒロインとのラブストーリーが根底に置かれ、『美女と野獣』に代表される異種間恋愛ものになっていくのですが、嬉しかったのはカリスたんとアナンカ王女の恋愛(片思い)を描いた『執念のミイラ』『ミイラの幽霊』を異種間恋愛の系譜と捉え、オマージュを捧げているところ。恐らく舞台的に『大アマゾンの半魚人』とかも参考にしてるのでしょうね。

続編とかスピンオフが何作かあるようなのでそっちも見てみたいです。そんでせっかくDCEUやってるんだから、本作のヒーローのスワンプシングさんも仲間はずれにせずに是非加えてあげて欲しいです。