テムプルの愛国者の作品情報・感想・評価

「テムプルの愛国者」に投稿された感想・評価

Makiko

Makikoの感想・評価

3.2
本作のビル・ロビンソンとテンプルちゃんのタップダンスが好きで、今回初めて全編を観た。この時代に黒人俳優と白人俳優が手を取り合って踊る映画は、なかなか先進的だったという。
子ども向け映画にしては戦闘シーンがあったり、スパイ行為や銃殺刑への言及、奴隷問題などシビアな話題が多い。
南北戦争時代の南部の軍人の家が舞台。反戦メッセージも色濃く、北軍の大佐が南軍の大尉を助ける描写から人情の物語ともいえる。
まぁ…白人目線のアメリカの話だから美談で終われるのであって、この映画が製作された1935年以降のアメリカの歴史を見ると、そう綺麗事ばかりは言っていられない現実が厳しい。作中で大尉が「戦争は非常事態だから仕方ない」と漏らすシーンがあったけど、それがアメリカ人の本音なんだろうか。
ameo

ameoの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

アメリカ南部の農場にある邸宅では、6歳になるヴァージー(Shirley Temple)のために盛大な誕生日パーティーが催されている。それも束の間、南北戦争が勃発しあっという間にこの一帯にも北軍が迫ってくる。

ヴァージーの父ハーバート(John Boles)は南軍の大尉として出征するが北軍の勢いは収まらず、屋敷は焼かれ母も病床に伏してしまう。困難続きの中でもヴァージーは父譲りの「南部派」として逞しく生きていくが。



テンプルちゃんが困難にもめげず明るく逞しくというのは以前観た『輝く瞳』や『小公女』と同じですが、こちらは目の前に軍隊が迫り、南北の戦闘シーン(これはほんの僅かですが迫力がある。)や馬車の追走劇など幾分スリリングでした。

『小連隊長』でも共演した Bill Robinson とのタップダンスや歌がやはり良くて、ストーリーの節目でいい味を出してます。