ねこ無双

捜査官Xのねこ無双のレビュー・感想・評価

捜査官X(2011年製作の映画)
4.5
1917年の中国の山村が舞台。
地味そう…なんて思って観たら、とってもエンタメで面白かった映画です。
捜査ミステリー×カンフー!
秘孔とか仮死とか人体の不思議科学もあります。
そして金城武、ドニー・イェン、タン・ウェイと3大スター共演。

1時間過ぎてドニー・イェンさんのカンフーアクション覚醒シーンが始まって、私の脳も覚醒!
実はイップマンは一作も観てません。ドニーさんやっぱりアクション凄いんですね。

裏切らないものは法と物だけ。
過去の事件から人を信じなくなった捜査官シュウ(金城さん)。
強盗事件の捜査で山村を訪れた彼だったが、まぐれで強盗を撃退した男リウ(ドニーさん)を調べるうちにある疑念が…。

この金城武捜査官の捜査がかなり無茶。
しかも法一番で融通は全く効かないため、彼の捜査は静かな村を嵐に巻き込んでいく。ほんとに変人ではた迷惑な男!
只者じゃない男と証明するために、リウの身体能力を試します!
橋から川底へつき落としたり…鎌で背後から斬りつけたり…ひどいです。
なかなかのダメージを受けるリウですが、
それでもなかなか尻尾を出しません。もしや普通の男?ほんとにまぐれで強盗犯をノシたのか?
でもでも、捜査官は気づいてしまう。
村人が集う場面、みんなには蠅がたかっているのに、リウにだけは蝿がたからない…!
ちょっとここほんとに真面目なシーンです。

人間を信じない男と、信じたい男。
前半は金城武ターン。
後半からドニー・イェンターンがあって…迫る追手。
二人の想いが交差する時がやってくる。

「夕飯には戻って」
タン・ウェイさんの思いのこもったセリフ。
村にこんな美人さんいたらドニーさんもそりゃ家庭作りたくもなりますね。