フジツカ座

グリーン・ホーネットのフジツカ座のレビュー・感想・評価

グリーン・ホーネット(2010年製作の映画)
4.6
【余談】
いつか好きだった子と一緒にツタヤに行き、お互いにオススメの1本を別々に借りあって、それぞれの家に帰って(デッキに入れて再生するまで頑張ってタイトルを見ない)せーので観て感想を言い合うっていう遊びをしてたときがあって、そのときその子が勧めてくれたのがグリーンホーネットだった。

なのだけど当時この映画に関しては途中まで観て(つまんないな)とか思って観るのをやめてしまっていた。

その後、色々諸々それなりにあって今はもうその子と繋がりを持っていないのだけど、最近その子が長く勤めていた職場を退職したって風の便りに聞いて、これからのその子への応援と敬意を込めて、もう一度ちゃんと観てみることに。

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っていう前置きをしてしまうと、なんだよ調子いいこと言ってんじゃねーぞカスって、呆れられちゃうかもしんないですが、グリーンホーネット、むちゃ、くちゃ、オモロかったです(๑´ㅂ`๑)

いやはやー。

や、今思えばたぶん前半のアクションシーンで萎えてしまったんだと思うんです。3Dを意識したアニメチックな撮り方見せ方にアレルギー反応を起こしてしまったのかなと(グリーンホーネットだけに)

メイビー(๑´ㅂ`๑)

けど、そこの峠を越えると見えた景色は違うものでした。

愉快、豪快、痛快、爽快、とにかく観てて楽しい映画でした(もうこの際1回目おもんなかったって思ってたのナシにして!)

ヒーロー役のセス・ローゲン(ブリット)と助手役のジェイ・チョウ(カトー)のアンバランス感がとにかく最高で(1回目おもんなかったってのナシにしてお願いします!)


「俺はヒーロー、お前は助手!」

「インディと、ショーティ!」

「サイモンと、ガーファンクル!」

「スクービーと、ドゥー!」

デキる助手とデキないヒーローの構図を、見え見えの劣等感で線引きしたダサカッコ悪い台詞で、終始こんな感じで物語は進んでいきます笑
そんなイタくてデキないヒーロー、セスローゲンが愛くるしくて愛くるしくて(๑´ㅂ`๑)

スタンドバイミーのバーンをあのまんまオトナにした感じ。「食後の一服がたまらん。」とか言ってたあのバーンの感じのまんまです笑


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ミシェルゴンドリー作品つーことで、言葉選びとか、戦う武器がカトーのは超クールなのにブリットにはガスガンみたいな玩具チックなのしか与えられてないとことか、車でレコードが聴けたりとか、USBがお寿司とか、ちょこちょこ小ネタを刻む感じ、子供っぽさややんちゃぷりが盛り込まれててとにかく楽しい映画でした。

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流動する時間の中で、見え方や感じ方が変わってきたり、同じ場所で、違う場所で、それぞれの景色を今はお互い見てはいるのだけれど、あの日、この一枚を手に取ったことは確かで(おもんないと思ってはいたけども!!)再生ボタンひとつでその頃の事を懐かしめたり、思いを馳せたり出来るってなんかいいな〜なんて、思ったりした時間でした。

(きしょくないよ!)

(と思いたい!)

(๑´ㅂ`๑)


諸々込めて図々しくもハイスコアでお願いします!

だれに頼んだ笑
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