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クリスチナ女王のkazu1961のレビュー・感想・評価

クリスチナ女王(1933年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「クリスチナ女王」
ORTitle:「Queen Christina」
▪️First Release Year : 1933
▪️JP Release Date : 1934/11/16
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-111 再鑑賞
🕰Running Time : 99分
▪️Director : ルーベン・マムーリアン
▪️Writer : ザルカ・フィアテル、H・M・ハーウッド
▪️MusicD : ハーバート・ストサート
▪️Cast : グレタ・ガルボ、ジョン・ギルバート、アイアン・キース、ルュイス・ストーン、C・オーブリー・スミス、エリザベス・ヤング、レジナルド・オーウェン、デイヴィッド・トーレンス、グスタフ・フォン・セイファーティッツ
▪️Review
女王であるが故の悲恋、国の象徴であるが故の義務に満たされた生き方、そして人間として生きていく事を決めて退位した、そんなスウェーデン王女の物語。。。
ルーベン・マムーリアンによる17世紀のスウェーデン王室を再現した本作、スウェーデン生まれのグレタ・ガルボが、スウェーデン女王を演じた作品で、グレタ・ガルボの魅力を遺憾なく発揮された作品です。グレタ・ガルボ主演のMGM映画では最高傑作ですね。時に男装をした男勝りな姿、恋をしてからドレスを着たほんとにキュートで美しいグレタ・ガルボ。
入念に作りこまれた美術デザインや編集、音楽によって素晴らしい印象を残す作品となっています。ラストの船首でのガルボのクローズアップの長回しが真っ白な船首像になるのがとても印象的です。
ルイス・ストーン、C・オーブリー・スミス、サイレント映画時代のガルボの共演者といえばこの俳優といわれるジョン・ギルバートらが、ガルボの恋愛対象として脇を固めてるのも良いですね。

物語は。。。
戦死したスウェーデンの国王に代わり、わずか6歳で王位を継承したクリスチナ。執権オクセンスティールナ伯爵を補佐に、男勝りに育ったクリスチナは30年戦争を終結させ、平和をもたらしました。常に男装をし、立派に政務を果たす彼女が成年に達したとき、結婚話が持ち上がります。そんなある夜、お供を一人引き連れ狩猟に出掛けたクリスチナは、吹雪に遭い、とある村の宿に泊まることに。そこで相部屋になったスペイン特使のアントニオと恋に落ちますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「グランド・ホテル」「お気に召すまま(1932)」に続いてグレタ・ガルボが主演する大作品で「今晩愛して頂戴ナ」「恋の凱歌」のルーベン・マムーリアンが招かれて監督に当った。原作はザルカ・フィアテルとマーガレット・P・レヴィノの二人が書卸したオリジナル・ストーリーで、フィアテルが「明日の太陽」のH・M・ハーウッドと共に脚本を作り、「裏切る唇」のS・N・ベールマンが台詞づけ、「晩餐八時」「南風」のウィリアム・ダニエルが撮影を担任した。助演者の主なるものは「奥様御寵愛」「巴里の魔人」のジョン・ギルバートを始めとし「暴君ネロ(1932)」のアイアン・キース、「男子戦わざる可からず」「失踪者三万人」のルュイス・ストーン、「爆弾の頬紅」のC・オーブリー・スミス、「青春の頬杖」のエリザベス・ヤング、レジナルド・オーウェン、デイヴィッド・トーレンス、グスタフ・フォン・セイファーティッツ、等である。
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