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忠臣蔵外伝 四谷怪談のkazu1961のレビュー・感想・評価

忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年製作の映画)
2.4
「忠臣蔵外伝 四谷怪談」
1994/10/22公開 日本作品 2019-019
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1995年第18回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

え!!まあ、先ずは一般的な評論から。。
深作監督は1978年に歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』が昼の部、『東海道四谷怪談』が夜の部で伊右衛門が赤穂浪士であるという繋がりのある設定を活かして映画化したそうです。
「四谷怪談」のオリジナルの毒はそのまま受け継ぎ、深作監督お得意のアクションやエロスなど現代的な要素が加えたのが本作です。
本作は、当時、スリリングな展開、高い文芸性、独自の歴史観、ハードなロマンティシズムを兼ね備えた物語と、出演俳優たちの演技が高く評価され、日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞などの各賞を総なめしました。
と。。。
普段は甘口な私のレビューですが、本作は観終わった後にこれが日本アカデミー作品賞??というのが素直な感想です。
心に残ったのは高岡早紀の無垢と妖艶さのギャップの演技と荻野目慶子の目つきのヤバさ、表情の気色悪さ、行動の不可解さの演技だけ。。。
松竹誕生100周年記念作品ということもあるので、松竹への敬意を含めた受賞のようにしか思えませんよね。。。

鶴屋南北原作の怪談「東海道四谷怪談」を、原点に帰って忠臣蔵の物語と融合させ、元赤穂藩侍の民谷伊右衛門と湯女・お岩との恋愛劇の中に四十七士の吉良邸討ち入りのドラマを織り込んだ時代劇。監督は深作欣二。脚本は深作と古求の共同、撮影は石原興が担当。出演は、佐藤浩市、高岡早紀、荻野目慶子、渡辺えり子、津川雅彦など。松竹誕生100周年記念作品で、複数の映画賞を受賞した。 94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第2位、同読者選出日本映画ベストテン第2位。
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