NAO141

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人のNAO141のレビュー・感想・評価

4.0
シリーズ3作目の本作はハリーの成長、特に精神面の成長が丁寧に描かれているように感じた。
作品としてもかなり面白い!
冒頭の夜の騎士バスが「漏れ鍋」に到着するまでもかなり面白い笑、あの爺さんのメチャクチャ荒っぽい…しかし上手い運転笑。
「12時の方向に婆さんだ!!」、でピタッと止まるバス笑、婆さんの歩行速度が遅くてなかなか発進出来ないバス笑。
冒頭からかなり笑った。

新学期が始まり、新しい授業が始まる。魔法生物飼育学の先生にハグリッドが就任。ハグリッドはこういった授業の先生がピッタリだ。この授業でバックビークを侮辱しマルフォイが怪我をするが、この頃からマルフォイにややヘタレ感が出てくる苦笑
占い学のトレローニー先生も独特過ぎて楽しい。生徒から見ても「変わっているなぁ~」と感じる先生、学校に一人はいるものだ笑
闇の魔術に対する防衛術(よく先生が代わる授業…笑)のルーピン先生、この先生の授業、実際にあったら楽しそうだ。
ものまね妖怪ボガードはその人が一番恐れる存在に姿を変える…作品を観ながら、自分にとって最も恐ろしい存在はなんだろう、と考えてみた。
映画の世界に限定すれば、自分にとって最も恐ろしい存在としてボガードが姿を変えるのは『ジョーズの鮫』か『ITのペニー・ワイズ(ピエロ)』で間違いない!
かなり自分にとってトラウマだから笑

後半もなかなか面白い!
スキャバーズはペティグリューが変身した姿だったとは…かなりビックリ!
またスネイプ先生がハリー達を助けるシーンもちょっとビックリ、スネイプ先生良い人じゃん!という笑
シリーズを最後まで観ると、この時スネイプ先生がハリーを助けた意味を別の角度からも考えることが出来そうだ。

本作に登場する逆転時計と城内を行き交う人の情報が記される地図、この二つがとてもほしい笑

「エクスペクト・パトローナム!」
(守護霊よ来たれ!)
この呪文は唱える者の幸せの記憶を込めることで守護霊をつくり出せるらしい。
自分の幸せの記憶はなんだろう。
どんな守護霊が出るかな。
そんなことも考えながら、楽しく鑑賞することが出来た作品だった。
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