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ドリームキャッチャーのkuuのレビュー・感想・評価

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)
3.7
『ドリームキャッチャー』
原題 Dreamcatcher
製作年 2003年。上映時間 135分。
スティーブン・キングの同名小説をローレンス・カスダン監督が映画化。
脚本は同じキング原作のウィリアム・ゴールドマン。

メイン州で育った少年時代の友人4人、今は職業も住まいもばらばらな彼らが、冬の山小屋に集まるが、森に住む動物たちがみないなくなり、奇妙な出来事が起こり始める

今作品は不自然ではあるが楽しめる不気味な種類のホラーかな。
でもまぁ、4人の友人たちの若い頃のフラッシュバックがあったからこそやとは思いますが。
そのシーンには超自然的なスタンド・バイ・ミー的な雰囲気があり、それが魅力的です。
また、飛び出してビビらせるホラー感も魅力的。
ただ、自分の想像力に頼って怖がらせるサイコスリラーではない。
血と血糊でモンスターを追い詰めるような、見ている間にゾクゾクするような面白さがある。
書いててある意味怖いが、映画ならとわかっていてのモノなら大いに楽しめる。
また、今作品は登場人物のほとんどに好感がもてる。 
ジョー・"ビーバー"・クラレンドン(ジェイソン・リー)は、彼の "ビーバー節 "と一般的な魅力で、すぐに好きになった。
リーはいい仕事をしたと思う。
ティモシー・オリファントのキャラ、ピート・ムーアも好感が持てた。
それが彼の演技力に起因するかどうかはわからないけど。
しかし、彼の登場シーンは、他の "主役 "に比べて限られたスクリーンタイムにもかかわらず、彼に感情移入させるのに効果的だったと思う。
エフェクトはよくできていた(と思う)し、サウンドトラックも良かった。
あのオープニングのメインテーマは中々でした!
不気味でミステリアス。
作曲者は『アンブレイカブル』や『サイン』のテーマ曲を手がけた人と同じだと思うんだけど、まあ、それらも好きかな。
傑作ではないかもしれないが、お金をかけたと思うし、観てて退屈しなかった。
正直なところ、全ての異なるピースが全体としてうまくまとまっていると思います。
ストーリーは理解できたし、フラッシュバックや場面転換に惑わされることもなかったし、個人的には、流れがあり、筋が通っていて、点と点が簡単につながり物語に入り込めたかな。
kuu

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