10000lyfh

ロード・オブ・ザ・リングの10000lyfhのレビュー・感想・評価

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)
4.0
トールキン「指輪物語」第一部「旅の仲間」の映画化。リングの歴史的経緯から、譲り受けた主人公のホビットがそれを破壊する旅に出て、多くの困難や危機、時たまの安息を経ながら彼自身を含め 9人のフェローシップを形成するも、リングへの欲望からの内紛でフェローシップが瓦解するまで、を描く。オーディエンスに、映画中の世界に自分も生きているかのように感じさせる、数少ない映画の 1つで、CG も多用した大作としてはさらにレア。この頃(2000年代初頭)の CG は今観てもそれほど古さを感じさせない。言い換えると、それ以前の技術から一山越え、その後は成長がゆるやかになったわけだが、CG が早過ぎず飽きられた頃でもなかったタイミングでの映画化は、ヒットの要因であり、本作にとって幸運だったと思う。その CG も駆使しながら、序盤のホビットたちの素朴な生活、雄大な自然、独特な世界観の幻想世界などが、丁寧に描き分けられ作りこまれ、オーディエンスもフェローシップの一員として旅するかのような感覚が魅力
10000lyfh

10000lyfh