三郎丸

ボーン・アイデンティティーの三郎丸のレビュー・感想・評価

4.1
【マットデイモンが角刈りで頑張ります】

ジェイソンボーンが見たくなって、久しぶりに鑑賞!

お話は、
嵐の夜、イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男(マット・デイモン)が発見され、引き上げられた男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。
男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない。そんな男に追っ手が忍びよる…


【記憶を無くした男が超強かったら?】
をベースに徐々にアクションを魅せていく流れは秀逸!
多分凄い男なんだろうけど記憶喪失という欠点(ポイント)を抱えたまま、実戦するため見ている者をハラハラさせる。
相手役のマリー・クルーツも状況を理解できないながらも、主人公についていかざるをえない(巻き添え)状況にもっていったのはお上手。

マットデイモン
・役作り(アクション)にこだわった。そしてアクション以外の身のこなし(建物移動等々)でもよくわかります。
この作品というチャンスをしっかりモノにしましたね!
賢く、素晴らしい俳優。
・横顔が意外と厳つい、油断すると大西秀明
(ジミー大西)が出てきます。

アクションシリーズは
【主人公の活躍がもっと見たいか否か?】
だと思うんです。
その点、この主人公は本作品で、能力を完全には取り戻していないところなんかで見る者の心をグッと掴んだなと思います。

個人的に
ミニクーパーを用いたカーアクションのシーン(流れるやっすいサウンド込み)全般大好き!(すぐ終わっちゃうけど)

トムクルーズ(ミッションインポッシブルシリーズ)は、おじいちゃんが頑張ってるのは百も承知ですが、
【身体張ってんだから見てくれよな!】
感が強めに出ている感じでちと食傷気味です…
三郎丸

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