円柱野郎

キートンの警官騒動の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

キートンの警官騒動(1922年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

女性に振られたとはいえ、(図らずも)財布の中身をいただいたり、引っ越しの家具を(勘違いで)奪ったりと、本作のキートンは少々素行不良。
馬車の上からマジックハンドのボクシンググローブで警官を殴ったりと小ネタを挟むものの、個人的にはいまいち面白くなかった。

が、後半一転。
キートンを追う警官の数はなんだ!
こりゃあ笑ってしまうわw
ひとりを追い回すのに何人動員してるって話だが、そのギャップが楽しい。
逃げ回る場面では、キートンがハシゴのシーソーや走る車に掴み乗る体を張ったアクションを見せるけど、まさに彼の真骨頂ですな。
前半の退屈さを帳消しにするドタバタぶりは最高でした。
ラストはに再び振られたキートンは、自ら警官に掴まって墓石の画にてエンディング。
人様の金や荷物をパーにしたとはいえ…死刑になったってこと?
円柱野郎

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