円柱野郎

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズの円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

同名ゲームの映画化作品。
主人公のマイクは今では廃墟となったピザ・レストランの夜間警備をすることになるが…。

原作ゲームは未プレイだけど内容は知っています。
ということで、あの迫りくる“ピザ屋のマスコットから逃れるために警備室に立てこもる”のがメインのゲームが一体どんな映画になるのか…。
そんな興味が尽きない話ではありました。
そういう意味では上手く膨らませているという感じはするけれど、夜の店内だけで繰り返される原作の圧迫感に比べると、緊張感はマイルドになっている感じはする。
ジャンルとしてもホラー映画ではあるんだけど、正直「怖い?」と聞かれたら「それほど…」とは答えてしまうかな。

しかしこの映画をちゃんと「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」たらしめているのは、そのマスコットの造形がゲームのイメージそのままだからだろう。
警備員室の監視モニターなんかのイメージもそのままだしね。
これはポイントは高い。
でもその監視モニターが映画の後半ではすっかり使われなくなったのは残念な気もする。
まあその辺は仕方がないかな。

主人公の家庭の状況が複雑というかちょっと問題を抱え過ぎな気もするけれど、“誘拐”というキーワードはゲームにも関わってくる部分なので、入れ込んだほうが作りやすいのは分からなくはない。
いやに事情通で親切な警官は逆に怪しいくらいだったけれど、無関係ではない人物だったので納得はできる?
でもなんだかやってることが回りくどい印象もあるなあ。
そのあたりは話を組み立てるのに苦労したんだろうなと感じさせる部分でもありました。
円柱野郎

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