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フライトナイトのRのレビュー・感想・評価

フライトナイト(1985年製作の映画)
3.8
これも幼少期の思い出の一作。大変久しぶりに見てみたら、やっぱかなりおもしろい! 隣に引っ越してきたイケメン2人組。ゲイカップルかと思いきや、バンパイヤだった! という話で、主人公のチャーリーは大人たちにそれを知らせようとするんやけど、誰もまともに話を聞いてくれない。そこで、夜のホラー映画番組の司会者で、バンパイヤハンターとして映画に出演したこともあるおっさんに話を聞いてもらおうとするんやけど、こっちにもほぼ信じてもらえない状態。ほんで何やかんやしてたら、チャーリーの彼女がイケメンバンパイヤに誘惑されて、なびいてもうて、さぁ大変! 無事チャーリーは彼女を取り戻すことができるのか⁈って流れで、全編軽いテンポでぽんぽん進んでいくのが楽しく、ホラーとして怖い点は全くないけど、笑えるシーンがそこそこあり。これ、ふつーにもろコメディやんね? イケメンがバンパイヤに変身するシーンとか当時のチープかつ迫力のある特撮が見ごたえありやし、同級生のキュートなオタクキャラの哀しき最期もすばらしい。晒された肌が血まみれでした…あと首筋に噛みついて、背中に血がしたたったり、など、ちょっぴりエロティックな演出が随所にあり。けど最大の見どころは、やっぱ後半の怒涛の特撮と特殊メイクではなかろうかね。チャーリーの彼女の最終形態の口もとのゾバゾバ感、むかし大好きやったけど、今みても心躍るもんだねー。あと、滅び方がどいつもこいつもサイコーやね! ドロドローぐちゃぐちゃーー、ブォーー!!!しゅーーー!!! わーーーーーお!!! ひとり拍手喝采! そこらへんは見終わった後、もう一回早戻しで見てしまいました。この時代の特撮、ほんまによろしい。全編を通して、単純に悪ノリでおふざけしてるようでありながら、実はキチンと伝統的なバンパイヤストーリーのお約束を継承しつつ、メタなネタあり、ばりばり現代ノリあり、エグミあり。かなりいいんじゃないでしょうか!
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