著名な評論家のピエール・ラシュネー(ジャン・ドサイ)はある日、リスボンへの講演へ向かう旅程でCAのニコル(フランソワーズ・ドルレアック)と出会う。すぐに2人は惹かれ合うが、ピエールには長年連れ添っている妻がいた…。
サスペンスとまではいかないけど、サスペンス調のラブストーリー。
フランソワーズ・ドルレアック、ドヌーヴに劣らず美しい。
「柔らかい肌」というタイトル通りの作品でもあった。若い女性の柔らかい肌ということ。だけど過度なエロティックではない。
パッパッと切り替わるカメラワークが印象的だった。
トリュフォーって、登場人物に関して熱を込めて撮るというより、客観的に少し冷めた感じでみている気がした。
特に女性の心理を描くのがとても巧妙。
実際の事件を元にしていると聞いて驚いたような納得したような。