【 ハーイ！アイム・アラン！ ハイディホー！ハハハ...】

リアルタイムではみてないが
オリジナルは人形がパクパク首カクカク動く人形劇っていうのはなんとなく知ってた。
あれ怖いよね。あやつり人形。チャッキーとどっちが怖いかな。
人間の約3分の1の巨大な人形。意外とでかい。
スーパーマリオネーションという当時センセーショナルな精巧技術で音声に反応して唇が動く人形だったらしい。
特撮技術としても当時素晴らしくて後にスターウォーズを中心にSF映画に多大な影響を与えたらしい。
さて...そんなコアなファンが多そうな人形劇が実写版に！

オリジナルは国際救助隊となる主人公たちが救助に明け暮れるストーリーらしいんだけど
イギリスの人形劇ってことでアメリカではあまり知名度がないので
この実写版は国際救助隊が救助されるストーリーに変更したらしい。(理屈がようわからんが)
とにかく小学生向けのような内容。

んで吹き替えがV6なわけですよ。
当時、学校へ行こう!含めて全盛期だったころかな？
日本の客層としては小学生とV6のお母さんファンを狙ったカタチだったんだろうか？
ただし活躍するのはアラン=岡田くんのみ。友達は岡田くんがナイナイの岡村と変わらなくてどこがカッコいいのかわからないらしい。

そのため60年代のオールドファン置いてけぼり...
撮影風景を観たオリジナルのサンダーバード関係者が「これヤバイくない？ファンブチ切れるよ？」って提案したら監督はなんと「うるせーよバカ」と追い返したらしい。
オリジナルをそこまで知らないのでファンからしたらサンダーバード号といいシチュエーションといい
もうむちゃくちゃらしい。知らないながらも「スパイキッズ」とどっちが上かな明らかに「スパイキッズ」だな。これならパロディぽい「サンダーパンツ」観たほうが良かったかなって思って観た。
パンフレットにも続編があるよ！てなこと書いてあったが勿論続編は現在もない。

482本目

• #サンダーマーピ

〓映画ＴＫ３６５／５１３〓
◁ ２０２４▷

▫サンダーバード
▫配信／U-NEXT
▫️Y!レビュー ★★★☆☆２.９
▫️Ｔ Ｋ評価： ★★★☆☆３.３
▫️映画ＴＫ通算：３７１３本
▫️Filmarks通算：２７１３本

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かの名作海外SFドラマ『サンダーバード』（1965～1966年）のリメイク。製作費 $57,000,000、製作期間２年！　しかし、公開当時、人形劇ではなく人間が演じると言うことで、世界中のサンダーバードファンの間で賛否両論、いや反対意見の嵐が吹き荒れた（←ちょっと大げさ）。

さらに、ストーリーも変化球だ。
久しぶりの新作映画だと言うのに、サンダーバードが宿敵フットの起こした災害から一般市民を救助する直球勝負ではない。
トレーシーファミリーのサンダーバードは宇宙でフットの罠にはまり絶体絶命の危機に陥ってしまう。その間、地球のアラン・トレーシー（21歳から14歳に設定変更）、ティンティン（22歳から14歳に設定変更）、ファーマット（新キャラ。ブレインズの息子）ら少年少女とペネローペ、パーカーがトレーシー･アイランド（サンダーバードの秘密基地）に攻め込んできたフットたちと戦うのだ。ハッキリ言うと、子供たちが大人の泥棒たちをやっつける『ホーム・アローン』だ。もちろんサンダーバードによる救助シーンもあるけど・・・・うーむ・・・・これは全世界のサンダーバードファンたちが求めていいた物じゃない・・・そっぽ向かれ、１本で終わったのも当然かも？

でも、つまらないわけじゃない。ファミリー向けエンターティーメントに徹していて、広い心で観ればけっこう楽しい。メインテーマは例のバリー・グレイ作曲のあのメロディをアレンジしているし、登場人物も設定変更や新キャラ追加はあるもののレギュラー総出演。救助メカも2000年代風にトリビュートされ、CG映像をフル活用した描写も悪くない。

しかも、「全員を救う事は不可能。力を尽くそうが勇気があろうと。それがどんなに愛する人でも、自分の命より大切な人でも救えないことはある」とヒーローの限界を語る深さもある。

今作はスタッフたちの『サンダーバード』好きが伝わってくる意欲作なのだが、いじり過ぎて空回りした感は残る。話のタネに、これも“１つの『サンダーバード』”として鑑賞してみるのもいいだろう。