YasuyukiMuro

ローマの休日のYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2
先日観た『大いなる西部』(ウィリアム・ワイラー監督、グレゴリーペック主演)がなかなか良かったので、同じタッグ+オードリー・ヘップバーンのこの名作を25年ぶりくらいに鑑賞。

実は昔観た時は『ふーん』って感じで大して気持ちは動かなかったんですが、改めて観ると完成度が高い!一つ一つのシーンに無駄が無く印象的なシーンばかり。

やっぱり美容院のシーンやローマ市内のデートは観ていてとても楽しいし、オードリーの美しさ、表情の可愛らしさは息を飲むほど(先日「ティファニー〜」も観ましたが美しさなら圧倒的にこちらに軍配)

それにしても、これ切ない映画だったんですねぇ。たびたび盛り上がるけどお互いの立場が頭によぎり我にかえる、、、。別れ際のイチャコラからの記者会見は、アン王女の人間としての成長、自立も垣間見え、切なくも清々しい印象的なシーンでした^ ^
きっとこのローマでの奇跡のような1日は、たとえ離れ離れでも二人の大切な思い出として心の中に生涯残り続けるのかな、、、と年甲斐もなくセンチメンタルな気持ちにさせられてしまったのでした^ ^

追記
このラストシーンはララランドのラストシーンとも被るんですね!お互い知らない振りしながら目と目で語る、、立ち去るのは男女逆だけど、、なるほど〜今更気付いた〜!
YasuyukiMuro

YasuyukiMuro