Jaya

女性上位時代のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

女性上位時代(1968年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

未亡人ミミが亡夫が色んなプレイしてた隠れ家見つけてから片っ端から男と寝てるうちに放射線科医カルロに惚れられて女性上位達成するお話。複数カメラでしっかり編集されてるプレイフィルム。

観ているうちにミミの配役が素晴らしい気がしてきました。飄々とした雰囲気や何よりナレーションのときだけ物憂げに声が低くなるのが良い。シーンごとにド派手に変わる髪型と衣装も見応え。

殆ど童貞の妄想の痴女みたいなこえー女と化すミミですがセックスシーンはないので生々しさはなく。男は皆ブサイクですが、カルロだけ唐突に美男子なので今までと違う役回りなのは明白。全くページが進まない「変態性欲心理」。

一杯くわせようとするも悉くカルロにあしらわれ結婚を迫られるミミが徐々に愛らしい。おしりぺんぺんからのミミの唯一のおねだりは「女性上位」のおウマ。四つん這いのカルロの笑顔が最高。

ゴテゴテしそうな話ながら、カット割りや劇伴とともにポップなつくりで纏められていて、そのラブコメ的な愛らしさが心に残った作品でした。
Jaya

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