Tom2022

ツナグのTom2022のレビュー・感想・評価

ツナグ(2012年製作の映画)
4.0
とても良かったです。大切な人を亡くした人と、その亡くなってしまった人を再会させる仲介人「ツナグ」のお話です。

高校生の歩美(松坂桃李)は、祖母のアイ子(樹木希林)からツナグの仕事を引き継ぐために見習いをしています。歩美は、ツナグの仕事に疑問を持ちながらも人の思いの強さや深さを間近に見る事で、ツナグの仕事を受け入れるようになります。

この映画は、涙なくしては見られない3つの話で構成されています。

①病気で母を失ってしまった中年のおじさん(遠藤憲一)。彼は、母に病気の告知をしなかった自分が許せませんでした。また、息子との距離が縮められませんでした。

②喧嘩した後に親友を失ってしまった女子高生(橋本愛)。親友との駆け引きから、衝撃の最後まで全く目が離せなかったです🤔!

③プロポーズ直後から失踪してしまった彼女を7年も待ち続けるサラリーマン(佐藤隆太)。失踪した彼女の真実と、2人の純愛を考えると涙が止まりませんでした😢。

人の思いの深さや重さを味わえる映画です。亡くなった人へ伝えられなかった思いや、亡くなった人の本当の気持ちを知りたがっている人が、世の中には、たくさんいるんだろうなと改めて思いました。
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