過去鑑賞。㊗️11月来日記念レビュー
カナダのヘヴィメタルバンドANVILのドキュメンタリー映画。
「ヘビメタ」「ヘヴィメタ」ではありません。「ヘヴィメタル」「HM」口語なら「メタル」であります。
「メタラー」という呼び方が好きではない大のメタル好きですが、メタルのジャンルは50種類以上あると言われており、このANVILは私の苦手とする「正統派メタル」に属するので名前と代表曲は知っているもののライブを見たことがありません。
しかしメタル好きのツボを突いてきてファンでなくとも楽しめる映画です。
メタルはダサいバンドが多い。そのダサさが好きな人も結構いるんだけどANVILのダサさは特上。
ダサくて売れないバンドが音楽だけでは食っていけず、他の仕事しながら困難にぶち当たりながらメタルをやり続ける。この姿がダサいのに凄くカッコよく見えてしまう。
普通はいい年して音楽で売れなかったら辞めてサラリーマンとかなっちゃうでしょ。私の周りもそうです。プロになったのは1人だけ。
しかしANVILは諦めない。彼等の夢を追い続けるど根性と音楽への情熱がヒシヒシと伝わって来てかなり泣けます。
そして文句言いながら支える奥さま達がこれまたいいんです。
監督はサーシャ・ガヴァシ。
トム・ハンクス主演『ターミナル』の方でアンヴィルの大ファンだったそうです。
『ターミナル』のジワッと来る感動がこの作品でも感じられます。
あとこの映画では日本がANVILにとって特別な国として扱われているのが嬉しいのです。
1984年8月11日
「スーパーロック'84インジャパン」
@西武球場
■アンヴィル(Anvil)
■ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)
■スコーピオンズ(Scorpions)
■マイケル・シェンカー・グループ(The Michael Schenker Group:MSG)
■ホワイトスネイク(Whitesnake)
アンヴィル以外すごいメンツ。
このライブに行ったオジさん達はよく自慢してきます。そしてアンヴィルを応援し続けています。
日本が特別なのはここから始まり、今は無き(泣)LOUD PARKという日本最大のメタルフェスのシーンは大感動です😭