海賊バラクーダの作品情報・感想・評価

「海賊バラクーダ」に投稿された感想・評価

BB

BBの感想・評価

5.0
海賊映画でもロマンスしっかりアクションしっかり、台詞も良くてすっかりボーゼージ色。モーリン・オハラはカラーに映え、添え物でなくメインでちゃんと活躍する。『快傑ダルド』のヒロイン役は、ヴァージニア・メイヨのじゃじゃ馬感がピッタリだったが、本作は本作でオハラの気丈な振る舞いや持ち味がたーんと活かされている。目撃者→視線劇としても非常に巧い。隠れた位置から目を合わせる切り返しはボーゼージの十八番やな。海賊バラクーダ=ポール・ヘンリードは『カサブランカ』でバーグマンの夫ラズロ役だった人。
悪漢のキャラ立ち、仲間とのグルーヴ感、ヒロインの活躍、裏切り者と主人公との直接対決、それぞれに見せ場がしっかりしていて抜群に面白かった。
 『ムーンライズ』以外てんでダメという定評の40年代ボーゼージ作品。まあ確かにヌルくどうでもいい映画だが、テクニカラーのモーリン・オハラが美しすぎて息ができなくなる瞬間がいくつもある。
 ちなみにかのジョン・フォードが本作の撮影現場にやってきて、ボーゼージの目の前でモーリン・オハラに自作の主演をオファーしたのだとか。その作品とは『静かなる男』。