茜

フォーガットンの茜のレビュー・感想・評価

フォーガットン(2004年製作の映画)
2.5
一人息子が飛行機事故で亡くなってから14カ月。母親のテリーは今だに絶望から立ち直れない。
しかしテリーは夫や精神科医から「君に子供はいない」等と理解出来ない言葉ばかり突き付けられ、
挙句の果てにはアルバムやビデオからも息子の写真や映像が次々と消えていく…

最初は母親テリーの精神病的なお話なのか、はたまた周囲の陰謀によるものかと思いながら観ていましたが、
終盤に近付くにつれ、異次元的というか異世界的というか、物語が妙な展開にシフトしていきます。
もはやラストではSFとまで言える程のブッ飛んだお話になっており、観終わった後も感動というよりは「何これ」状態(笑)

結末的には多く謎が残るのでスッキリしない事と、予想外の方向に物語が展開していくので、
面白いと思う人と納得いかないという人に好みがバッサリ別れそうな気もします。
私は嫌いではなかったけれど、腑に落ちない部分(そもそもの目的や正体、何故テリーだけ特別な存在なのか…等)も多くあるので、その辺をもっと深く切り込んで欲しかったかも。
茜