1856年、オレゴン州ジャクスンヴィルで商売を営むローガン（ダナ・アンドリュース）は、親友ジョージ（ブライアン・ドンレヴィ）の博打癖を心配し、その婚約者ルーシー（スーザン・ヘイワード）のことを気にかけていた。ある日、ジョージに借金を理由にした殺人の疑いがかけられ処刑が決まるが、そこに先住民による襲撃が始まる。

「過去を逃れて」のジャック・ターナー監督による西部劇。

正統派西部劇らしい壮大な風景が魅力的で、南部ではなく北西部独特の豊かな森と川、湖に雪山の風景が美しい。
そんな映像と軽快なラストシーンとは裏腹に、主要キャラや女子供が次々と死んでいくという、けっこうシビアな内容だった。

銃撃戦はそこそこだけど、人間関係の描き方が丁寧で、善悪はっきりしないジョージや自分の居場所に気付くキャロラインの心の動きなどは90分では足りない印象だ。
そして、ダナ・アンドリュースとワード・ボンドの殴り合いがけっこうリアル！あそこがクライマックスだったかも。

あと、仲間たちがみんなで家を建てる場面が、荒々しくも牧歌的で素晴らしい！「刑事ジョン・ブック 目撃者」にも同じような場面があったなー。

この時代の命の脆さと、その中で何かを成し遂げようとする人々の逞しさが描かれた良作だった。

流行らそうとしすぎてる主題曲も良かった。今回も町を共同体として描くターナー、しかし一人の疎外者が話の通じない相手を怒らせたために『星を持つ男』みたく争わないという選択肢は消える。群衆を順にフォーカスしていくカメラワークも面白いし、借金額を聞くなり部屋を出て2000ドル下ろすダナ・アンドリュースの漢気ワンカットに惚れる！

とても映像鮮やかな西部劇。
鮮やか過ぎて血みどろシーンも鮮やか😅
ウァードボンド、痛そう、、、😣

紅葉🍁のシーンはインパクトあったなあ。


どこか話の内容は一本通っていない印象だが、出てくるエピソードが皆激し過ぎて92分あっという間だった。

時代もあるので実際に映像では見せないが、先住民族と白人の抗争、しかも強姦なども想像させる演出があったりと驚きっぱなし。

そしてラストはお気楽なウエスタンミュージック。
わけわからん😵。


初見では何がなんだか😦
ただ、また観てしまいそうだ。
面白かったか？と聞かれると、面白かった😅。