酒場に入り、ルイス•カルハーンに横槍を入れられる緊張感。意味のわからない悪意に晒される居心地の悪さ。喧嘩、流れ落ちる酒。集団戦の流れるような推移。ダイナマイト、ナイフ、あらゆる殺人の為の道具。無垢な…
>>続きを読む南北戦争後にも内戦が起きて公民権運動の後にもBLMが起きて、自由の国アメリカがどんどん神話になってるのは、見てて苦しいところ。理想的なアメリカ合衆国の欺瞞が皮肉で悲しい感じとは別に、individu…
>>続きを読む法の暴力。全く違う価値観をぶつけながら秩序を大義名分にして先住民をコントロールしようとする偽善。弁護士ながら女性であるヒロインは無力さを実感しながら愛した先住民とは接吻すらできない。アメリカの正義は…
>>続きを読む同時期に作られた『折れた矢』同様、インディアンの視点から描いた西部劇。
南北戦争の英雄が、差別され土地を略奪される現実。
"100年後には変わる"という台詞が、希望とも絶望とも取れる。
このレビューはネタバレを含みます
75
南北戦争から帰り勲章までもらった平和主義のランスがインディアンってだけで土地ももらえず白人と法に虐げられてついには対決に至るお話
すぐに暴力に走らず法改正を試みたり、女弁護士をインディアン…
これはものすごい陰惨な西部劇。
ダークな雰囲気をばりばりに煽る黒の強調が素晴らしい。
差別主義者の無法者との殴り合いなんて寒気すら感じる暗さだった。
ここでのバーのカウンターを活かした縦構図の画面に…
当時としては、かなりトンがった作品だ。主人公が「100年後だったら」というが、この作品が作られてから既に半世紀以上。何も変わっていないというより、分裂と対立が激化している。今見るべき西部劇と言ってい…
>>続きを読む「折れた槍」さんの話。『折れた矢』が今ひとつだったので、まあインディアンさんも大変だとは思うけどサ……などと斜に構えて見始めたのだが、いやホント失礼しました、もう冒頭のバーのシーンから全然格が違う…
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