対立を煽るような仰角気味のショットが目を引く。酒場での画面手前に男2人を配置した奥行きのある構図から、有無を言わさずグラスに銃弾を撃ち込み殴り合いが始まる。アクションが契機となっているのが良いし、そ…
>>続きを読む冒頭、酒場シーンの不穏な縦構図(見切れる形で画面の左端を覆うルイス・カルハーンのキモさ)で早くもマン×オルトン組の映画だ!とぶち上がった。白人とインディアンが殴り合う場面での陰鬱な黒、血みどろの喧嘩…
>>続きを読むそういえば前に見て感想を書いていなかった。西部劇は先住民を白人の敵として設定する差別的視座に満ちているという誤解の反証のような映画。先住民・女性vs白人男性の構図が明確に示されるが、最後は敗北に終わ…
>>続きを読む酒場に入り、ルイス•カルハーンに横槍を入れられる緊張感。意味のわからない悪意に晒される居心地の悪さ。喧嘩、流れ落ちる酒。集団戦の流れるような推移。ダイナマイト、ナイフ、あらゆる殺人の為の道具。無垢な…
>>続きを読む南北戦争後にも内戦が起きて公民権運動の後にもBLMが起きて、自由の国アメリカがどんどん神話になってるのは、見てて苦しいところ。理想的なアメリカ合衆国の欺瞞が皮肉で悲しい感じとは別に、individu…
>>続きを読む法の暴力。全く違う価値観をぶつけながら秩序を大義名分にして先住民をコントロールしようとする偽善。弁護士ながら女性であるヒロインは無力さを実感しながら愛した先住民とは接吻すらできない。アメリカの正義は…
>>続きを読む同時期に作られた『折れた矢』同様、インディアンの視点から描いた西部劇。
南北戦争の英雄が、差別され土地を略奪される現実。
"100年後には変わる"という台詞が、希望とも絶望とも取れる。
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南北戦争から帰り勲章までもらった平和主義のランスがインディアンってだけで土地ももらえず白人と法に虐げられてついには対決に至るお話
すぐに暴力に走らず法改正を試みたり、女弁護士をインディアン…
これはものすごい陰惨な西部劇。
ダークな雰囲気をばりばりに煽る黒の強調が素晴らしい。
差別主義者の無法者との殴り合いなんて寒気すら感じる暗さだった。
ここでのバーのカウンターを活かした縦構図の画面に…
当時としては、かなりトンがった作品だ。主人公が「100年後だったら」というが、この作品が作られてから既に半世紀以上。何も変わっていないというより、分裂と対立が激化している。今見るべき西部劇と言ってい…
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