1972年ウルグアイの学生ラグビーチームを乗せた旅客機がアンデス山脈に墜落した事故の実話を元にした作品。
….…重かった😱
生存者の1人がアドバイザーとして撮影に参加しているが語り手は本人ではなくジョン・マルコヴィッチ。追想は本人かと思える程の説得力があった。
主演が若かりし頃のイーサン・ホーク。
20歳そこそこの頃でしょうか。
美青年で切なそうなお顔と裏腹に生きるためには何でもしてやるといった逞しさがよかった。
それもめちくちゃ気合いが入ってる体育会系なキャラではなく、何処か捉えどころのないイーサン・ホークの魅力がこの時から既にあるんだなーと。
冒頭から事故の墜落時の悲惨さが実話だけに辛い。そこからのサバイバル劇がすごい。
周り一面の雪に残された機体を基地とし食糧も僅かの中、生存者たちが知恵を絞って生き抜く術を見つけていく。
極限状態で意見の相違がありながらも冷静に見える。
救助が来ず生き延びるために彼らが取った行動とは………
鑑賞後に邦題を振り返ると『生きてこそ』の良さがわかる。これほどまでの極限状態に自分に置き換えて意見を述べたところで何になろうかと。この墜落事故に遭った方達にしか語れない話であり、報道後に外野が批判しようが全ては彼らが決めたことで彼らが一生向き合って行く問題。
奇跡、聖餐と神が絡む宗教的な見方も出来る作品かと思います。
泣きました。泣けました。
こんな話があるかよ…実話。
●2020年87作目
●オールタイムベストチャレンジ6作目
