このレビューはネタバレを含みます
アホ娘バチストが閉所恐怖症の前科者マリーと一緒に謎の地図の意味を解き明かすお話。この二人本当の親子らしい。バチストって男の名前じゃないのかな。
1981年公開の現代劇ながら舞台の1980年を「だいぶ昔」とする冒頭の字幕がカッコよかったです。しかし冒頭からアホ丸出しのバチストにイライラしました。
「Jeu de l'oie」を双六と訳すのはどうなんだ?余計意味分かんなくなった気がします。何の根拠もないまま進むサスペンス的展開が頗るつまらなかったです。
よく分からないままドラゴンと対決して気合で勝利。マリーのあっさりした射殺も分かりきった展開なのでインパクトも感傷もなし。空手の稽古はもしやバチストの葉隠的精神の表現とかですか…?
美しい撮影でしたが、全編通して匂わせ匂わせの連続でニヤつきながら作ってるのが透けて見えて、つまんねーよ!と頭引っ叩きたくなるような映画でした。