結局カレー

名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)の結局カレーのレビュー・感想・評価

3.5
コナン劇場版14作目。個人的にはキッドといえばこの作品。じろきちおじさまの宣戦布告を受けたキッドが忍び込む飛行船。まさかの蘭ねえちゃんに捕まり正体を工藤新一と名乗るキッド。そこで起きる飛行船ジャックにバイオテロ、というおもしろ要素てんこもり作。

当時バイオテロの設定にめちゃくちゃびびって観てたの思い出すなぁ。この閉塞的な環境で次々に感染者が増えていく恐怖。その真相はまさかそうだったのか!という驚きとこの事態の本当の目的の意外性。予想外なんだけど腑に落ちるし単純にサスペンスとしておもしろい。もうコナンがサクッと爆弾処理できることには何も思わなくなった。笑 ただ飛行船から落とされんの地味にコナン史上最も危険なシーンのひとつよな、キッド以外どうやっても助けれん。最初に面白おかしく紹介してたキッド対策を使って窮地を逃げ切るの見事だったし全編を通じた二人の共闘が胸熱。

ラスト、蘭姉ちゃんとキッドが禁断のキス!?とおもったらそれもまたまさかの。うまい〜完全に踊らされた〜〜笑 最後の嫉妬コナンくんかわいかったです。ミサイル連射を楽々交わす超技こそあったけど比較的コナンたちのミラクルパワーに頼らずだったし、いい意味で期待を裏切ってくれた良作。劇場版コナン作品のなかでもかなり好きな作品。