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ザ・エージェントのトルーパーcomのレビュー・感想・評価

ザ・エージェント(1996年製作の映画)
4.5
トムクルーズがスポーツ選手の代理人(エージェント)を演じた痛快ドラマ。M:I フォールアウト公開きっかけでひさびさに視聴。
トムの出演作の中でも個人的にかなり好きな作品。超おすすめ。

<以下微ネタバレあり感想>

【1】ストーリー
トム演じるエリートエージェントのジェリー・マグワイアは、高額な契約獲得ばかりに目がいき1人1人のクライアント対応が手薄になっている会社方針に疑問を持ち問題提起の提案書を一晩で書き上げ社内に配布する。
しかしこの行為が会社批判と捉えられあっさりと解雇に。

ただ1人ジェリーの意見に賛同してくれた経理のドロシーと共に独立するが、顧客は陽気なアメフト選手のロッド以外離れてしまった。
ロッドを家族含めてサポートするジェリー。大一番で逆転のスーパーキャッチを見せたロッドが頭から落下して昏倒し。。

【2】見所
◼︎ショーミーザマネー
会社を追われ、すべてを失ったジェリー。
唯一のクライアントであるロッドに促され、やけっぱちで叫ぶ
『Show me the money!!!』
のぶっ壊れっぷりは最高。
トムクルーズ=ハンサム、のイメージしかない人はびっくりするかもしれないけれど、意外とぶっ飛んだ演技をする作品も多いですよね。

今作のコレも、ルックスとのギャップが最高で、この壊れっぷりを引き出してくれたロッド役のキューバ・グッディングJrは本作で見事アカデミー助演男優賞を獲得しました。

◼︎子役とのからみ
ドロシーの息子役の子役がすごくいい演技をしています。大きすぎるメガネをかけてとぼけた表情しているけど、ジェリーに懐いている様子が微笑ましい。

他人の子供にこれだけ懐かれているという描写がジェリーという人物を信頼/応援できる空気感を作り出しているので、映画全体に活力を与えています。

【3】タイトル
実はこの映画の原題は『Jerry Maguire』です。
『ガーディアンズオブギャラクシー リミックス』を始め、昨今おかしな邦題への批判が多いですが、この『ザ・エージェント』という邦題は最高で、原題よりいいんじゃないかと思います。こういう改題は歓迎ですね。

◼︎スコア
★4.5で!
トム映画に期待するアクションシーンがないので満点にはしなかったですが、個人的トムクルーズ映画のベスト候補です。
ロッドが立ち上がった瞬間の彼の家族たちやジェリーの気持ちを考えると心からのガッツポーズが出る。
何度も見返して幸せな気持ちになれる映画です。
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