彦次郎

キック・オーバーの彦次郎のレビュー・感想・評価

キック・オーバー(2011年製作の映画)
3.8
大金強奪後の逃走に失敗し刑務所に送られた男が中で懇意になった親子と協力しながら大金再強奪を企むクライムアクション。
舞台となるメキシコの刑務所が金さえあれば酒、煙草、クスリのみならず鉄砲も手に入るフリーダムさで一般市民なら即座に死ねる地獄ぶりです。
犯罪スキル以前に情報収集力・観察力・人間関係の把握力・交渉力が非常に高いところは、どんな環境であっても自分次第で改善する事が可能という大切な事を教えてくれます。
火災起こして金を巻き上げたり、金で寝床を強奪したり、巧妙に敵を罠に嵌めたあげく殺したりと基本的には非情な悪党ですが子ども相手でも対等に接する辺りは好感が持てました。
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