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アルゴのつるぴのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
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2023/04/12

18年間にわたり機密扱いにされていたイランアメリカ大使館人質事件の真相を映画化。架空のSF映画の製作を口実に使った、驚くべき救出作戦の行方を追いかける。

1979年11月。イランの過激派がアメリカ大使館を占拠し、52人もの人質を取る事件が発生。その際、裏口から6人の職員が密かに脱出し、カナダ大使の家に身を隠していた。CIAのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、彼らを救出すべくある作戦を提案するが...。



事実に基づく物語。

1979年11月4日。
在イラン 米国大使館。

塀を乗り越え、チェーンをちょんぎって、乗り込んでくる人々。

6人だけが、逃げる。


69日後。


息子と電話しながら猿の惑星を観ていた。
そこで、思いついた。

偽映画の撮影現場を探すことに。
特殊メイクのチェンバース。

1980年1月19日
カリフォルニア州 バーバンク

ハリウッドまで会いに行く。

〝救出作戦だ。〟
〝どこから?〟
〝最悪の場所から。〟
〝ユニバーサルシティ?〟

一緒に映画を作ってもらう。
プロデューサーを探す。

“アルゴ”サイエンスファンタジーアドベンチャー。中東が舞台の宇宙物。

〝ウォーレン・ベイティと知り合い?〟
〝ゴールデングローブの会場のトイレで並んで小便した。〟

実際に役者の衣装を着せて、台本を読む。
チューバッカみたいのいる。青いの。

〝ろくでもない作戦しか残ってません。マシなものを選ぶだけです。〟
〝もっとマシなろくでもない作戦は?〟
〝考えうる最もマシなろくでもない作戦です。〟

〝アルゴ、クソくらえ!〟
合言葉なんか?笑

全員、なりきる人物の情報を叩き込む。

ついに、計画実行。

街中でロケハン中にトラブル発生。
カナダ人の設定だけど、アメリカ人と勘違いされた?

計画は中止だと言われる。

だが、ひとりで実行しようとする。

空港で足止めを食らう。からの、確認のために電話をするが、撮影をしていて通れない。ヒヤヒヤ〜。バスが出発。もうすぐ乗るというところで連絡を受けて、追いかけて来る。ヒヤヒヤ〜。飛行機は離陸準備に入る。ドアのガラスを割って車で追いかけてくる。ヒヤヒヤ〜。離陸するが、管制室に押し入ってくる。ヒヤヒヤ〜。

無事、領空を出て脱出。作戦成功。

作戦の資料をダンボールに入れていたが、鞄に入っていたファイルは出さなかった。

“CIAスター勲章”
勲章を授与した。アメリカの諜報活動で与えられる最も栄誉ある賞。でも、極秘だから、授与式も極秘。機密扱い。勲章を与えるが、取り上げる。

〝アルゴはどうなった?〟
〝ポシャったよ。〟

トニーは家に帰る。


米国大使館占拠事件は1981年1月20日、全ての人質が解放され、解決した。彼らは444日間も拘束されていた。6人の救出は、カナダ大使とCIAの協力により成功した。これは、政府間の国際協力の理想的モデルである。試練に耐えた6人は帰国後、全員外務局に戻った。アカデミー賞に輝くチェンバースは、民間人として最高のCIA勲章を受けた。2001年に死去するまで、メンデスと親交は続いた。1997年、クリントン大統領がアルゴ作戦の機密扱いを解除。スター勲章は、メンデスに返還された。彼はメリーランド州の田舎で家族と共に暮らしている。

スターウォーズのフィギュアたちがかわいい。


実際の人物と似すぎてるな。
キャスティングすごい。
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