うまい。見事。これはオスカー不可避ですわ。
鑑賞前の断片的な情報のイメージで何となくアクションものなのかな？と思ってたらその要素ほんの少しだけで全然違った。監禁奪還ものと外交政治劇と映画業界ものメタ構成がしっかり一本の軸で纏まってる。
これが実話ベースなんだもの、映画の国・アメリカの底力を見た。
ただ、イランの描き方が一面的かなと。実際はもっと複雑でしたよね。これはちょっとアメリカ人の中東に対するイメージの反映もあって、カナダ大使館のお手伝いさんよりもっと踏み込んだ向こうは向こうで複雑なんです、の奥行きも必要だったかなとは思います。
あと、ホワイトハウスかどこか、政治劇のターンですっごくジョージ・クルーニーみたいな人が出てなかった？と気になったんですけど制作陣に名前があったのでカメオ出演してたのかな？カーター政権下でテッド・ケネディが予備選勝ち上がってく様子チラッと流してたのうまかったね。
