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5フィンガーズのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

5フィンガーズ(2006年製作の映画)
1.1
2021/8/14鑑賞。21点。


〈あらすじ・ネタバレあり〉
オランダ人ピアニストのマーティンは、人道的な食料支援計画のためにモロッコに行く。
彼の恋人はモロッコ人のサーディア。
マーティンは、現地に詳しいガイド・ギャヴィンを雇う。

モロッコに着いた2人は、バスで移動中にテロリスト・ユーセフに襲われる。
拉致された2人は、目隠しをされ廃墟に連れて行かれる。

マーティンは目隠しを取られ、ギャヴィンの銃殺を見させられる。
イスラム系テロリストのリーダー・アーマットは、チェス盤を持ってくるとマーティンと対決する。
チェスに負ければ、マーティンは指を1本切り落とされる。
 
アーマットは事前に、マーティンの誕生日や口座情報などを調べ上げていた。
アーマットはチェスをしながら、「モロッコに来た理由を教えろ」と問い詰める。

1度目のチェス対決はマーティンの勝利。
2度目の対決はアーマットが勝利し、マーティンは指を切り落とされる。
マーティンは、アイシャという女に手当てをしてもらう。アイシャはテロリストに金で雇われたらしい。
マーティンはアイシャと話す中で、①廃墟には10人のテロリストがいること②テロリストの目的は100万ドルであることを知る。

その100万ドルは食糧支援計画に使われる金で、マーティンは半分の50万ドルを渡すから助けてくれ、とアイシャに頼む。
だが、マーティンは隠しカメラに気づき、アイシャもテロリストの仲間だと見抜く。
マーティンは、2本目の指を切断される。

アーマットは、「マーティンの言う食糧支援計画は公表されていない。つまり、そんな計画は存在しない。何のためにモロッコに来た?」と。
マーティンは、「銀行員だった頃に100万ドルを横領した。その金を食糧支援計画に利用しようと思った。だから支援団体は存在しない」と白状する。

さらにアーマットは、マーティンがモロッコに来る前の通話記録を盗聴していた。
マーティンは、ハッサン・フィックリーという細菌学者を探していた。
アーマットは、【マーティンがCIAに雇われていると疑っていた。さらに、食べ物に細菌を混ぜる方法をフィックリーから教えてもらおうとしていのでは?】とも。
ヨーロッパ人なのに、ユーロではなくドルで大金を持っていることも、アーマットの疑問。

マーティンは3本目の指を切り落とされる。

アイシャは、汚れたマーティンの体を洗ってやる。マーティンはアイシャに心を開き、自分の考えを明かす。
「僕は移民政策に抗議したことで銀行をクビになった。僕は共産主義者で、食糧支援計画を利用してテロを起こす。最終的には、世界中の企業にダメージを与える」と。

アイシャは、食糧支援計画を利用したテロについては明かそうとしないので、マーティンの4本目の指を切断する。

マーティンは、自分がオランダのテロ組織のメンバーだ、とアーマットの前で認める。
さらに、食糧支援計画を利用したテロについても明かす。
【ヨーロッパ圏のファーストフード店の食品を汚染して、細菌テロを起こすつもりだ。そのために、細菌学者・フィックリーを探していた】

アーマットは、「お前がCIAではなくテロリストだと言うのなら、それを証明しろ。この紙に仲間の名前を書いて、そこに我々が連絡を取ったメンバーがいればCIAではないと認める」と。
マーティンはそれに応じて、テログループのメンバーの名前を書く。
そのメモを渡すと、アーマットはユーセフに命じて、マーティンを射殺させる。

アーマットが移動すると、そこはモニターに囲まれた部屋だった。部屋には、死んだはずのツアーガイド・ギャヴィンがいた。
実は、アーマットやギャヴィン、アイシャらはCIAだった。
彼らは、過激な社会主義思想を掲げるオランダ人テログループの情報をキャッチしたため、テロを食い止めるためにイスラム系テロリストのフリをしたのだ。

マーティンと同じテログループに所属するサーディアは、行方をくらます。

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・ドラマ【24】でCTUのやる拷問がロング版になったような感じ。拉致シーンから10分ぐらいでオチは予想できる。
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