Same

デスバーガーのSameのレビュー・感想・評価

デスバーガー(2007年製作の映画)
2.8
アルバトロス配給、邦題のひねりのなさ、パッケージに漂うダメダメなC級感からしたら、想像以上に悪くなかったんですよね、これ。
なんというか、ちゃんとしたホラー映画だった笑
パッケージに売り文句として書いてあったライオンズ・ゲート制作ってのは割と信頼できるワードでした。
まあ、「アタック・オブ・ザ・キラートマト」みたいにバーガーが襲ってくるやつかと一瞬思いましたが、こっちで正解だったかな笑

ヘラ・バーガーというローカルバーガー店のマスコット、ピエロのホーニーが高校生達を血祭りにあげるスラッシャー映画。
方向性としては「スクリーム」や「ラストサマー」なやつですね。
犯人探しの楽しみもあるので、飽きずに見られます。

ホーニーくん、数多のピエロタイプの殺人鬼達のようにふわふわファニーにおどけたり一切しません笑
最初っからぶっ殺すぞ!っていうマックステンション笑
毎度突然現れてメタルがギャンギャンに流れる中殺しを行うのですが、殺るなら素早くがモットーらしく、ねちっこくない笑
早送り映像も用いてザクザク殺害してくれます。

首から上だけ電子レンジに入れて(どう見ても下から入れたとしか思えないので抜けるんじゃないかとか突っ込んじゃダメ)顔をチンするとか、顔をフライヤーに突っ込んでフライドフェイスにしちゃうとか、バーガー屋ならではの殺しのアイデアも豊富に織り交ぜてくれるのは素晴らしい。

また、ホーニーくん自体細身のエナメルっぽいスーツに身を包み、足元は厚底ブーツ、片手にはカスタムした肉切り包丁という出で立ちで、戦隊モノの敵のようです。ジェイソンやフレディみたいに汚くて臭そうじゃない笑

主人公がホーニーに狙われる過去の因縁とか、役立たずの警察、微妙に怪しい彼氏の存在とか、うまく設定されていたから、もうちょい予算もらって作ったら続編いけるレベルだったのになー
おしいです。

結構クライマックスの決着が付くところで、デカめのツッコミどころを用意してくれてるのも好感触笑

おまけ情報として、自らの体を実験台にマクドナルドのスーパーサイズのバーガーを食い続けたら身体はどうなるのかというドキュメンタリー映画「スーパーサイズミー」を撮った、ドキュメンタリー映画監督のモーガン・スパーロックがヘラバーガーの店員役で出ています笑
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