みや

TEST10 テスト10のみやのネタバレレビュー・内容・結末

TEST10 テスト10(2011年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

新薬の臨床試験モニターの被験者10人が次々と幻覚に襲われていくサスペンス。

大好きな治験物。この作品も面白かった。
結構早い段階で狂気が始まり、ラストは内臓を食べるゾンビ物っぽい感じへと変貌を遂げる。
薬物でおかしくなっていく被験者と、結果を焦っておかしくなっていく医者の両方の狂気が、重なりながら盛り上がっていった。
再生能力を著しく上げることによって不快感を取り除く薬という設定よりは、麻薬中毒患者の暴走に近い。

主人公の男子大学生2人の内、真面目な方ではなく、おバカな方が意識をしっかり保った状態になるとは予想していなかった。
大抵のB級物だったら、真面目な子が黒髪の女の子を助けるために頑張りそうなものなのに。
女!ヤリたい!ばかり言っていた男の子が、最終的には最近出会った女よりも友人を大切にするのが凄く良かった。

初っ端のオープニングから画面いっぱいに巨大な虫という画は辛かったし、途中途中でも虫の登場が多くて、気持ち悪かった。
程よいグロ。
思っていた以上に大量の血が舞うのだが、服に付いた感じや壁に飛んだ跡などが、物凄くスタイリッシュでオシャレで、何かちょっとかっこよくて悔しい。
ラストの首ちょんぱは突然低予算な感じが出て笑ってしまった。
微笑ましい。
みや

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