さっこ

救命艇のさっこのレビュー・感想・評価

救命艇(1944年製作の映画)
4.2
ヒッチコックを見ようシリーズ
第7回「救命艇」(44年 白黒)



【第二次世界大戦、末期…】


\\やられたー// \\魚雷が命中したぞ//
🛳💥 ← ー ー ー 🚢ヤッタ!
↑英国行きの船 ↑ドイツ軍☠️


コッチも
\\沈没するぞー// \\ヤラレター//
🔥🛳🔥ウワァァァ! ✈︎- - - 💥🚢💥


↑ ↑
【こうして皆んな沈没しちゃったのだ】



映画は船が沈没したところから始まる。
一艘の救命艇にはファションライターのハイソな女性客が乗っていた。

\\あらっ//
🚣‍♂️ 🏊‍♂️ 🏊‍♀️ザブザブ
//タスケテー\\


やがて救命艇に次々と生き延びた乗客が泳ぎ着く。
その中には大富豪もいれば、肉体労働者もいる。
怪我人もいれば看護師の女性もいる。
赤ん坊を抱えた若い母親もいた。…が赤ん坊はすでに死んでいた。
そうして最後に救命艇に泳ぎ着いた男が、引き上げてもらって皆に礼を言う。


「ダンケシェーン」🧔🏻


「!!」男はナチスの軍人だった😨オマエノセイデ…



大海原にコンパスもなく漂う救命艇。
果たして乗客9人の男女の運命は?
ナチスの生き残りをどうするのか?
…みたいなストーリー。



こりゃおもしろい❗️※ヒロインが萌えないが…😣
全編、小さな船🚣‍♀️の中だけという完全なる密室劇。
最初から最後まで夢中になって見入ってしまった。
途中で怪我人の足が壊疽エソしてることがわかり、手術しなければならない…とか😨ウヘ-
(直接のグロシーンはないものの、怪我人の靴を置くシーンで足を切り落としたことがわかる!イイ演出!)
さすがヒッチコックな実験的作風と演出。
でもまずは脚本が素晴らしいよね🤣

ただ密室ものだけど、サスペンスというより人間ドラマ。
戦時中の作品であり、ヒッチコック流のプロパガンダ映画(しかし、酷評&コケた)。
ど真ん中な作品ではないのでオススメかはわからない🤔



トリュフォー評価🐓🐓🐓3.0点
作品に対して良し悪しの発言なし🤔


代わりにヒッチコックの発言。
「当時、世界には民主主義デモクラシ-と全体主義ナチズムという二大勢力があって競い合っていた。
民主国家のほうはバラバラになっているのに対し、ナチスドイツは見事に組織化されて邁進していた。
だから民主主義の各国は小さな利害にこだわらず力を合わせてナチスドイツに立ち向かうべきだ!
とこの映画を通して私は訴えたかったんだよ」

なるほどね…🤔


また、こうも言っている。
「この映画の頃、厳しい食事制限の末にダイエットに成功したんだよ。
嬉しかったのでビフォアアフターを記念撮影したよ」

なんだそりゃwww🤣
さっこ

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