さっこ

ハロウィン THE ENDのさっこのレビュー・感想・評価

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)
3.4
🍬🍭🍪🍬🍫🍩🍭🍬🍘
新しいハロウィン三部作の完結編。変化球。
オープニングは、子供を殺してしまった青年のすごくイヤーな話…からのハロウィンのテーマ🎃かっこいい!

青年の子供殺しは事故とも言えるし、かと言って全く罪に問われないというのも違うような気がするし…。先の読めない展開は、かなりスリリング。
しかし途中で青年が闇堕ちして悪者になることが確定してからは、スリリングさはなくなり一気に失速してしまったような…。
フィルマで低評価なのは後半の展開が原因かなーと思いました。



🍬🍭🍪🍬🍫🍩🍭🍬🍘



https://youtu.be/Gt-jnzlYNyM


劇中でかかるデッドケネディーズというパンクバンドの「Halloween」という曲🎃

最近デッドケネディーズにハマってたんだけど、この曲は知らなかった。カッコいい!




















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さて怖い話です👻
映画とは関係ないのでお好きな方だけ読んでください💦けっこう長いです。

先日、幼い頃からの友達Kと久々に飲みました。コロナ禍になってから会ってなかったのでほんとに久々。
Kから聞いた話がなかなかでした。







【足音】







友人…Kは、ある大きな会社に勤めている。そこは色んな部署があり、さまざまな業態の仕事を手広くやっている。
何年かすると支社に移動になったりする。
まぁいいか🤔言っちゃうと「農協」なんですが。
とにかく顔が広い。知り合いが大勢いる。
(異性との出会いのある職場ですね)

で、Kは金融の仕事(銀行です)。
あるとき外回りしていると、静岡県なんで農協のお茶工場で、知り合いのAさんに会った。
Aさんは先輩であり、年齢も上の農協職員。工場の仕事なので服装は作業着である。
少し様子がおかしかったのは、Aさんがニット帽をかぶっていたことだった。
世間話をしつつ、なんでニット帽なんて被ってるんですか?と聞くと、
「いや実は…」とAさんが話し始めた。




Aさんの家というのは静岡県の中でも山の方で「川根」というところである(SLが通っていて、映画の撮影などでもよく使われる)。その川根でもさらに山深い集落に住んでいる。
その集落から「川根」中心部までは二通りの道がある。どちらも山道なのだが、ある一方の道を通ると少し不思議なことがあった。

もちろん車通勤なのだが、ある地点に着くと車が止まってしまうのだ。いや、違う。なぜだかAさんが車を止めてしまうのである。
その場所から道が狭くなっているとか、舗装されてないとか、車を止める場所があるとか、そういう話ではない。
何もないのに、その道のその地点に辿り着くとAさんはなぜだか車を停車してしまう。必ず、毎回、である。
自分のことながら自分でも意味がわからない。
だから今日こそ止まらずに通ろうと心に誓うのだが、それでも毎回車を停車してしまうのだった。



その日も車を止めてしまった。またかーと思っているとおもむろに携帯が鳴った。
仲のいい、これまた同僚のBさんからだった。
その電話自体は仕事に関する簡単な話だった。そのとき、Aさんは
📱「いやー実は今、前にも行った道でまた止まってしまってね、そしたら丁度Bから電話があったんだよ」
と話し始めた。ある地点に来るとなぜか停車してしまう話はすでにBさんに話していた。
📱「なんでだろう、不思議だね」なんて会話をしていると、おかしなことが起こった。

…ドカッドカッドカッドカッ!
なにか音がしている。
音が近づいてくる。
それは動物の足音のようだった。
1匹ではない。動物の走る音?
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッ!
だんだん音が近づいてきた。
📱「なんだこれ?なんだこれ!?」
音がするのに姿は見えない。ただイノシシの群れが上から下へ走ってくるような音だけがする。
📱「え?A、どうした?」
Aさんは窓を開けてみた。が、やはり何もいない。ただ足音だけがして、その音は通り過ぎていってしまった。




そういうことがあったらしい。
そこまで話し、Aさんはニット帽をとった。
するとKは驚いてしまった。

Aさんの頭部に髪の毛がなかったからだ。
以前会ったときは薄くもなく普通に髪があったのに。
いや、Aさんの場合は薄毛とかそういうものではなかった。
病気の例えで申し訳ないけど、まるで抗がん剤治療でもしたような髪のなくなり方だったらしい。もちろんがんではない。
そしてところどころ髪がまばらに残っていたりした。数字で聞いてみたら7:3で髪がなかったらしい。

A曰く、その帰り道で姿の見えない動物の足音を聞いてから、髪がごそっと抜けたりするようになり、ついにこのような状態になったのだという。
それでAさんは病院を何件も回った。
しかし、どこの病院に行っても皆んな原因が分からないと言われてしまったらしい。







その日はそんな話を聞いた。
これ以後の文章はまた後日にKがAさんに聞いた話である。


その後、Aさんの妹が、兄の状態を聞いて、どこからか霊能者と名乗る女性を連れてきた。
Aさんはもともと幽霊とかは信じてなかったので、胡散臭くて嫌だったのだが見てもらうことになった。

すると霊能者は言った。
「あなたには獣の霊が取り憑いています。
自宅の押し入れの奥に盛り塩をしてください。そしてそれはあなたがやってはいけないので、誰でもいいから家族の方にやってもらってください」

そうして、すぐにAさんのお母さんが押し入れの奥に盛り塩をした。
山盛りの塩を置くと、すぐに風に吹かれたように塩の上部がパァーっと飛び散った。
押し入れの中だからもちろん風ではない。
では何物かが払ったのだろうか…?
それはAさんも妹もお母さんも皆んな目撃しており、やはり何物かがここにいるのだ、とゾッとしたのだそうだ。




盛り塩をしてから日が経つと、次第にAさんの状態は回復していった。
髪の毛が元通りに生えてきたのだ。

じゃあ道の途中で止まることもなくなった?と自分は聞いてみた。
それ以来Aさんは怖くてそちら側の道は通れなくなったのだと言う。
通り道は二つあるので、もう一方の道から仕事に通っているのだそうだ。
だからAさんが例の地点で停車してしまうかはいまだに分からない。

そういう話をKは、農協の職員旅行の際に一緒になったAさんとBさんから聞いたという。
Aさんは今では幽霊などの類を信じるようになったとのことだ。





現在この話は、一部の農協職員の間では有名になっており、Aさんの集落に用があって(例えば保険関係の仕事など)行く際は、たまにKに電話がかかってきて
📱「どっちの道が呪われてるんだっけ??」と聞かれるらしい。

しかし、なんとも不思議な話である🤔
さっこ

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