真っ黒こげ太郎

アーマード・ソルジャーの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

アーマード・ソルジャー(2007年製作の映画)
2.0
※今回はややネタバレしてますが、話がよく分かんなかったので隠さずに置いときます。誰か詳しく解説してくれぇ!(無理)

「人・間・核・弾・頭・起・爆!!!」

人間核弾頭ってそれ何処のラングレンさん?(あっちはスウェーデン人だけど。)




五年ぶりにボクサーとして復活したアルチョム・コルチン。
しかしスパーリング中、相手にちょっかいを出され怒りのままに攻撃し相手を死なせてしまう。
しかもそのボクサーの親父がのマフィアボスだったもんだからさあ大変。
オマケにアルチョムの恋人もさらわれてしまう!



上記のジャケに惹かれ、某動画配信サイトで視聴。
上記のド派手なジャケやあらすじから「元特殊部隊(あるいはそれに準ずる仕事)で、現ボクサーな主人公が恋人を助けるために戦う話」なんかなと思った。

だが違った!今作はボクシング映画のドラマ部分に無理矢理サスペンス・アクションを挿入し、最終的にはボクシング映画に戻るという変な映画だった!
ええ!!??どゆこと!!??

正直ボクシング映画の部分はまだベタな内容な分、理解できるのだが、サスペンス・アクションの部分が訳わかめ。
主人公がムショに入れられた後、謎のオッサンと逃げまくる展開になったと思ったら、謎の敵が戦車で襲ってくる!(しかも戦うワケですらない。)

その後なんか連中に拷問されて開放された後、ボクシング映画テイストに急に戻り世界タイトルマッチに!!!
何だこれ!?もう訳わからんわ!

その他にもヒロインが捕まって戦車にまで追われてるというのに全く戦わない主人公を筆頭に、試合のことばかりを気にする登場人物、つながりが良く分からない味方に、何か最後の方でアッサリ暗殺されるマフィアのボスなどようわからん人物が入り乱れ、更に変に凝りまくりで目に悪い映像が援護射撃して、こっちは完全に混乱状態。

本作のジャケ裏に「この展開 先読み不可能!!」と書いてあったがそりゃ読めんよ!!!
ボクシング映画だなんて読めんよ!!!
そもそも話自体よく分かんないよ!!!

幸い尺の割にテンポは良いし、色々とぶっ飛んだ内容で話のネタにはなると思うけど、正直話にノレなかったです。
ジャケみたいなド派手なアクションを期待したら間違いなく肩透かしを食らうぞ!
(主人公に至っては銃すら撃たない!!ちっとは戦えよ!いやボクシングじゃなくてさ!!)

ついでに原題では”2”となっているが、本作の前作は「アルティメットウェポン」の邦題でリリースされてるみたいですね。
しかしたとえそれを観ても、俺には本作が理解できそうにない…。(恐らく前作も)