50年代のイタリア映画。
たくさんの男性監督が描く様々な女性の生き様のお話。
この当時のイタリアはオムニバスが得意な感じ。この作品の監督群で1番有名なフェデリコフェリー二は駆け出しの頃たくさんオムニバス映画を撮っていたほどなのです。
オンナの人生ってとても興味深い。例えば娼婦がどんな思いで毎日毎日客を取るために歩き回っているか。例えば自殺願望ってのがどぅして生まれてくるのか。またはオトコに捨てられ子供を自分だけで育てるといぅのはどぅいぅことなのか。
オンナなんて、ちっともか弱くなんかない。
またこのオムニバスのいいところは重く暗い話にとどまるのではなく、社交ダンスで駆け引きする男女や、街ゆく美女ばかりの映像など、ライトな作品も織り交ぜてくる。
年齢を重ね、人生がシンプルになるのがオトコだとしたら、オンナの人生は人によって幾重にも複雑になったりするのもの。
オトコにはオトコのストーリーがあるのだけれども、やっぱりドラマとして観たときに、オンナの人生って作品になるなぁと思える一品です。