自分は基本、血みどろ目当てに昔のスラッシャー・ホラーを手に取っていますが…。

失敗することもあるわけでして…はい…。



アメリカの田舎町パターソン。
一見静かに見えるこの町では、謎の殺人鬼によって女性が次々殺される連続殺人事件が発生していた。

コンピューターが得意な青年ジェラルドは害虫駆除を生業としている友人のリチャードを手伝いながら生活していた。
今日も今日とてリチャードと共に、店内で悪臭がするという依頼を受け調査に向かう。
悪臭がする天井裏の貯蔵庫を開けるとそこには女性の死体が！！！
その死体は店で働いていた女性、マリアだった。
だがやる気のない警察によって死因は自殺として片付けられてしまうのだった。

その後、ジェラルドはリリアンと言う女性と親しくなり、2人は恋人になる。
パソコンで連絡を取ったりしてイチャイチャしてたが、リリアンはジェラルドのパソコンに殺された女性達のデータが入っているのを見つける。
殺された女性は全て精神病院に関係してることから、リリアンは殺人事件の犯人が、10歳の頃に大怪我をし精神病院に入り、2年前に退院した従弟のチャーリーではないかと疑うが…。



白マスクの殺人鬼が起こす凶行を、パソコンが得意な青年とその恋人が追う80年代のスラッシャー・ホラー映画。
80年代スラッシャー物ってことでグロや殺人鬼の大暴れがそれなりに見れるかと思い鑑賞。


ですが、今作はスプラッター要素も殺人鬼の大暴れも、どれも薄口で消化不良気味でした。
スラッシャーは斧をメインウェポンとして滅多打ちにするも、殺しの描写はどれも血糊オンリー。
一か所だけ指チョンパシーンがあるが全くグロくないし、水死体の生首とかも作り物感半端ない。
殺人鬼はかなりの勢いで暴れてくれるものの、その暴れるシーン事態もかなり少ない、ぶっちゃけ期待外れでした。
殺人鬼の不気味な見た目や、不安を煽るBGMは結構良かったんですが…。


恐らく、今作では「今作は殺人鬼は誰か？」というミステリー要素と、クライマックスで展開されるどんでん返しと衝撃のラストシーンに力を入れているのではないかと思います。
実際、パソコンが得意な2人が殺人鬼の真相に迫るというお話は珍しかったし、クライマックスで明かされるどんでん返しは中々驚きます。
そして、そこから描かれる最悪のラストは、中々後味が悪かったです。

しかし、そう言ったドラマやサスペンス要素を重視したにしても今作はテンポが遅く、展開が間延びしすぎ。
主人公の親友のアレコレなお話は殺人鬼の殺しに殆ど絡まないし、後半になっても主人公と恋人がダラダラした日々を過ごしてるだけなのが退屈すぎる。

予算の都合や時代的にはしょうがないとは言え、殺人鬼の設定やヒロインの過去とパソコンからスラッシャーを追う設定は良かったのでそこを上手く料理出来てれば今作はかなり良くなったと思うだけに勿体なく思う。
(まぁ、それが出来てないから埋もれてしまったんだろうが。)



一応、スラッシャー物としては堅実な出来だし、怒涛のクライマックスは中々面白かったのでそれなりに加点はしましたが、私的にはイマイチだった。
手堅く作られた作品だとは思うので興味があれば見てもいいかもしれない。ただしグロやスラッシャーの大暴れに期待してはいけない。(駄目じゃん！ｗ)

• #ホラー
• #サスペンス
• #ミステリー
• #スラッシャー
• #殺人鬼

白いマスクに斧を持った殺人鬼が町の人々を殺していく中、パソコンオタクの青年とその彼女が犯人を追う80年代スラッシャー。

テンポが最悪すぎて肝心な殺しの描写が入ってもその後に無事白目に戻ってしまうテンポ激わるスラッシャー。

個人的に殺しの描写はそれなりに満足で、斧でザックザク叩いたり....叩いたり.....うんん。指とか腕が切断される描写はほぼ無く主に身体にザシュザシュされるだけだけど....血糊はまぁまぁ満足でした。

悪天候の中豚小屋で惨殺される女性のシーンが一番好きだったし、かわいいワンさんがぬち殺されていたりするわけなんですが基本的にカップルのイチャイチャや犯人は誰か～～～という内容なんですが本当にテンポが悪く間延びしすぎている印象。

殺しの描写は良いっちゃ良いんだけど、全体的になんとも言えない..
ラストも今の時代だと「あ～」となるもので、80'sスラッシャーコンプするぞ！みたいな人じゃない限りオヌヌメは絶対できないですね。
ただ、個人的に水死体の生首が超好きポイント。

視聴 2023年10月9日

• #♡70～80's
• #腐敗と蛆虫

眠い…とにかく眠い。
信頼しているフォロワーさん達の点数も軒並み低く、実際観てみると確かにそれも納得してしまう。

パソコンオタクの青年とそのガールフレンドが連続殺人鬼を追うっていうテーマはワクワクするものの、いざ蓋を開けてみると期待外れ感が否めず。
とにかくまぁテンポが悪いというか展開が緩くて、後半からはほぼ意識飛んじゃって途中離脱するか本気で迷った…。
ただ前半は本当にワクワクしながら観てて、80年代独特の雰囲気や脳に響くレトロシンセサウンドも「良いなぁ～」と思ってたんですよ（泣）

いっそド派手な豪快スラッシャーに振り切ってくれたら良かったのに、やたらミステリー要素を押し出してくるのが個人的な敗因かと思いました。
中途半端にミステリーっぽい展開に持っていくもんだからテンポがダレるし、代わりにそれを補う派手なグロや流血があるかと言えばそれもなく。
視聴者に推理させるのか？はたまた視覚的に魅せるのか？どっちつかずでもどかしさを感じる映画だったなぁ…。
ラストの悪趣味などんでん返し（？）も当時は意外性があったんだろうけど、それすらも現代では予想の範疇を超えないしなぁ。
リアルタイムで鑑賞していたらもっと新鮮な気持ちで純粋に楽しめたのかもしれませぬ…。

白いマスクの殺人鬼なら、他にもっと面白いものが山ほどある…。