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ビリージーンの伝説のwigglingのレビュー・感想・評価

ビリージーンの伝説(1985年製作の映画)
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カナザワ映画祭2016ワルガキ映画特集4本目。
ティーン時代のクリスチャン・スレイターのツルッツルぶりと、美しすぎるヘレン・スレイターが眩しい青春映画。

近所の不良たちにスクーターを破壊された仕返しが仇となり、姉弟は家出と逃亡を余儀なくされる。事件はメディアでも大きく取り上げられ、彼らを擁護する"Fair is Fair"ムーブメントが湧き起こる。ビリー・ジーン(ヘレン・スレイター)がジャンヌダルクを真似てショートカットにしたことも影響し、彼女は反逆のヒロインとしてアイコン化していく。

といってもそんなにシリアスな内容ではなく破茶滅茶活劇です。今も昔も不良はバイクに目が無いし、中年オヤジは若い娘に目が無いし、メディアはとことん無責任。そんな社会に唾を吐きながら暴走する若者の姿は美しいの一言です。
目の前に立ちふさがる困難に怯むことなく真っ向から立ち向かう様は本当にカッコいい。

ネットがない時代ってこんな感じだったなぁと懐かしかったり。TV報道が世論の中心だった頃の何でも有り感とかね。確かにメチャクチャなんだけど、今のネット世論に比べなんと単純で平和だったか。

今回のプログラムの中では特に期待していなかった事もあり、いちばんの拾い物だったかもしれません。
ちなみにヘレン・スレイターとクリスチャン・スレイターは実の姉弟ではないそうで。
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