horahuki

アメリカン・ナイトメア/夜の切り裂き魔のhorahukiのレビュー・感想・評価

3.3
偉大(笑)なクソ父親!

ストリッパーばかりを狙った連続殺人鬼の謎を追う米産ジャーロ。家出した妹から「助けて!」という手紙を受け取った兄が、地元に戻ってみると妹は行方不明になっていた…。実は妹はプロローグで殺されちゃうんだけど、そんなこと知らない兄の必死になって探し回る姿がなんだか悲しくなってくる…😭

スラッシャー全盛期のアメリカで、ジャーロへと回帰するような演出を採り入れた作品。残念ながら出来自体はそれほど良いとは言えないけれど、偶然にも昨日上げた『Corpse Mania』と同様な虐げられる女性(『Corpse…』は娼婦で本作はストリッパー)の悲鳴に焦点を当て、フェミニズム的な要素を盛り込んだ作風が良かった!

主人公と妹の父親は慈善活動をしてる大富豪なんだけど、あまりにもクソ野郎だから主人公は二年前に、妹は一年前に家出済み。父親はユニセフみたいに子ども保護の活動(名前はユニセーブ😂)をしてる割には自分の子どもには無関心で完全放置というカス。そんで主人公の方は有名ピアニストになり、妹はストリッパー&売春で生計を立てている。そんで妹いなくなったもんだから、主人公はストリッパーの彼女をゲットして(ヤることヤって)2人で捜査する…って流れ。

犯人の武器はカミソリ。馬乗りになって首一閃したり、首一閃したり、首一閃したり…と言った感じ。割とワンパターンなのが少し残念なのだけど、何故か被害者側がピッチフォーク持ち出して身を守ろうとするとこだけは少しだけテンション上がった!というか何でピッチフォークなんてあるの😂

他は割とオーソドックスな感じで、それほど面白味はなかったし、何故か出演してるマイケルアイアンサイドも存在感は抜群なんだけど、全く存在感のない役だったのも残念だった😭どうせならアイアンサイドさんが暴れ回って欲しかった笑
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