意外と面白かった！廃墟となったレジャー施設（めちゃくちゃ広い）で警備員として勤務中に、外では大パンデミック発生。施錠して安全確保を図るもゾンビの如く暴徒と化した感染者たちが施設内に次々に侵入。この日はたまたま幼い娘を職場に連れて来ていたのが仇になり、しかも娘と離れ離れになってしまう…😱主人公は娘ちゃんと合流してパンデミックを生き残ることができるのか？
次々に侵入してくるゾンビだけでなく、逃げ込んでくる人間たちも数カットのみ小出しにすることでその後の展開に広がりを予感させるのが手堅かったし、只管に娘ちゃん探してウロウロするだけじゃもたないので、逃げてきた夫婦の出産をテコ入れ的に手伝わされたりとか、ヤバい奴との絡みとかあって良かった。ゾンビ映画って妊婦関係のイザコザ多いよね😂
冒頭の縦横無尽な超絶（擬似？）長回しでの同時間性（すぐ隣の感染脅威に気づかない）が面白かったし、広大な廃墟で感染者がウロウロする中で物陰に隠れながらの行脚をスリリングに演出するカメラも良かった。観客含めて意識させた方角への恐怖を徹底させた上で意識外にも危機を配置してそれでいて深入りはせずに進行させるっていうのが作劇感が薄めというか、その場でのリアリティみたいなものを後押ししてる感じでかなり好き。
人を襲ったら32秒停止するゾンビってのが独特で、その瞬間にゾンビだらけの空間を通り抜けたりしてスリルを演出するんだけど、タイトルになってる割にはそんなに活用してるように見えなかったし、なんでそうなってるのかも良くわかんなかったらここはちょっと微妙に感じたかな…。
