メイプルわっふるG

パニック・フライトのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

パニック・フライト(2005年製作の映画)
3.8
鑑賞 2020.12.27 ザ・シネマ

遅延した深夜の旅客機。隣の席は空港で出会った好印象の男だったが。。
『エルム街の悪夢』『スクリーム』のウェス・クレイヴン監督。

キリアン・マーフィーの死んだ目が好き。
どれほど笑顔であろうと苛立って当たり散らそうと、ガラス玉のような目で淡々と呟く姿は感情のない機械のようだ。良い顔。

作中では偽らない性格の役。
あだ名が"ジャック・ザ・リッパー"となる命名をした両親を始末したとか。仕事は政府転覆や高官暗殺と打ち明けたりなど。
とても正直に話す誠実な人。

そんな彼に抗ってばかりいるリサ(レイチェル・マクアダムス)に、このわからず屋!ってなるのも仕方ないと思う。
「女っぽく感情的に悩んで時間を潰すな。論理的な男の頭で考えろ」←叩かれそうな作中セリフ
頭が固い(物理)のは事実のようだ。~キリマ流血
ちなみに腕筋がきれい。ヤワでもゴツくもない鍛えられた腕。

邦題に"パニック"と入っているけど、パニックスリラーとは少し違った。サスペンス要素多めなものの、根っこはコメディ?
資金も規模も大きな闇組織がおバカな計画を真剣に遂行する、真面目コメディ。

氷漬け魚とともに運んだミサイルランチャーを釣り竿で引き上げたりとか。軽量ランチャーなのか強靭釣り具なのか。これだけでも高性能な品々を用意できる組織力がうかがえる。
その優秀さは計画立案時に発揮しようよ。
綿密な準備と計画を語るほど、詰めの部分で笑わそうとしているとしか思えない。

後輩シンシア(ジェイマ・メイズ)がとても童顔。ホテルの顔というより孫。一般の年配者にはなんでも許されそう。

常連客が半年前に予約入れたのに名前が無い。それはホテル側が悪いのでは。