馬井太郎

イングロリアス・バスターズの馬井太郎のレビュー・感想・評価

4.0
 あなたは、どうして小説を書くのですか? というバカなインタビューに答えて、その売れっ子作家は、実社会でできない事を小説にするんです。たとえば人殺し、とか。
 実際にやりたくともできないことは、たくさんある。殺人に限らず、総理大臣になって、国を支配してみたい、とか、ね、例えばだけど。
 タランティーノは、この作品でやってくれた。多くの人の、ストレスを解消してくれた。
 でも、ね、なんかわからないけど、物悲しい重たい気分が、見終わった後も、しばらくは、胃もたれのように、重くのしかかってくる。