ペコリンゴ

ディア・ブラザーのペコリンゴのレビュー・感想・評価

ディア・ブラザー(2010年製作の映画)
3.8
記録。
絆と諦めない姿勢こそが不可能すら覆すエナジーとなる。

ヒラリー・スワンク × サム・ロックウェルが実在の兄妹に扮した「based on a true story」。某アンビリバボーで取り上げられた事があるにも関わらず、日本劇場未公開なのは意外。ウケそうなのになぁ。

無実の殺人罪で終身刑を科せられた兄ケニーの潔白を照明するため、弁護士になる決意をする妹ベティ・アン。本作は彼女の18年間に及ぶ闘いを描くストーリー。

お話自体も良いけど、主演2人の演技が絶品。やはりヒラリー・スワンクは強い女性像がピッタシハマる。

身も蓋も無い言い方すると時代の進化による部分が大きいと思うんだけど、そこは決して諦めない不屈の闘志に時代が追いついたと感じ取るのが素直だろう。

たとえ、ご本人たちのその後を知ってやるせない気持ちになっても、大小問わず、困難に挑むときに大切なものを教えてくれる素敵な映画であることは変わらない。