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ラベンダー・ヒル・モブのkazu1961のレビュー・感想・評価

ラベンダー・ヒル・モブ(1951年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-130 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-527

🖋「イギリスの古典コメディの最高傑作」とも言われている作品です。1951年度の英国アカデミー賞の最優秀英国作品賞を受賞したほか、アカデミー賞の脚本賞も受賞しています。

🖋物語は、金塊を運ぶ仕事をしている男と鉛の土産物製造業の男が出会い、 金塊の強奪作戦を決行する犯罪コメディです。計画倒れのドタバタ劇、色んな偶然と間抜けな警察のおかげで何とか南米まで脱出、その後のオチは冒頭から想像出来ましたが(笑)。。。

🖋前述のようにアカデミー賞脚本賞。受賞したT・E・B・クラーの脚本がとてもよく出来ていて、パリでの予想外の展開や、カーチェイスと見どころいっぱい。特に印象的なのはエッフェル塔を階段でくるくると女学生たちを猛スピードで追いかけて下ってくるシーン。合成テクニックをふんだんに使ったこのシーンはホント見どころです。

🖋そして名優アレック・ギネスとスタンリー・ホロウェイ二人の共演がとても楽しめます。ボーナスポイントともしては、オードリー・ヘプバーンが冒頭のワンシーンに一言のセリフだけで出演しています。その雰囲気、髪型、声、やっぱりスター!!オードリー・ヘプバーンなのが心に残ります!!あっという間の上映時間78分、とてもテンポの良い作品です!!

😆Story:(参考: Amazon)
ロンドンで金製錬所から銀行に金塊を運ぶ仕事をしていたホーランド(アレック・ギネス)は、周囲から堅物呼ばわりされるほど。実直な仕事ぶりを見せていた。そんな彼が、ある日、鉛の土産物の製造を生業とする男、ペンドルブリー(スタンリー・ホロウェイ)と出会う。そして、彼の作品であるエッフェル塔の置物を見たとたんホーランドの頭の中で、長年密かに考えていた金塊強奪計画が動き出す。それは、強奪した金塊をエッフェル塔の土産物を装って国外に持ち出して売りさばくという、大胆不敵な作戦だった!!

🔸Database🔸
・邦題 :『ラベンダー・ヒル・モブ』
・原題 :『The Lavender Hill Mob』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 1951
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 78分
・受賞 : 第25回アカデミー賞 脚本賞
・監督 : チャールズ・クライトン
・脚本 : T・E・B・クラーク
・原作 : ※※※
・撮影 : ダグラス・スローカム
・音楽 : ジョルジュ・オーリック
・出演 : アレック・ギネス、スタンリー・ホロウェイ、オードリー・ヘプバーン

🔸Overview (参考:Wikipedia)🔸
1951年のイギリスのクライムコメディ映画。監督はチャールズ・クライトン、出演はアレック・ギネスとスタンリー・ホロウェイなど。1950年撮影。日本未公開。
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