ゆうすけ

夢のチョコレート工場のゆうすけのネタバレレビュー・内容・結末

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

『チャーリーとチョコレート工場』(2005)より前に製作された、児童小説『チョコレート工場の秘密』の実写映画化。
今上映中の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)の前日譚に当たる本作。この新作を観てから本作を鑑賞しました。

2005年版の方が原作に忠実なようで、本作にはいろいろ改変箇所があるらしい。大きいのは、リスの部屋が金の卵を産むガチョウの部屋になっている、スラグワースのテストがあるなど。

ただ、本作を観ると2005年版も本作を意識しているのは明白で、かなりキャストの雰囲気も近く、すんなり受け入れられます。
特にスラグワースのくだりが面白くて、金のチケット当選者に近づいて何かを囁く頬に傷の男、というのも不気味感があって良かった。
子供の悪心への戒めへのメッセージが、ウンパルンパの歌詞も相まって強調されていたイメージ。特にテレビの部屋で、テレビばかり見てないで読書しろよ、っていうのに時代を感じる。2005年版ではゲーム好きだったマイクでしたが、本作ではテレビっ子。今だとあそこはスマホになるのかな。

いい子にしてたら、突然チョコレート工場を所有することになるかもしれない。そんな夢を与える映画です。
ゆうすけ

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