アメリカにもニンジャ映画やカンフー映画、チャンバラ映画があるんだから、キョンシー映画があっても不思議じゃない…のか？ｗ




謎の怪事件の捜査協力の為、ジャージー警部は顔見知りの霊能力者アリー・オーツ夫人を訪ねる。
何でも、葬儀屋の男が子供3人を殺し自首してきたのだが、子供達の死体の中から人肉を食べた後が発見されたというのだ。
葬儀屋の男は「奴らはキョンシーだ！！怖くなり、手に負えられなくなった、助けてくれ！」と嘆いていた。

アリーはかつてマスコミにインチキ霊媒士と叩かれ、見事なまでにやさぐれて引きこもっていた。
ずっと悪夢にうなされていたアリーは、しぶしぶ事件の捜査に協力する事に。

早速検視局へ赴き、死体の髪の毛から霊視をすると、東洋風の怪しすぎる導師が儀式を行うビジョンと、子供の死体がキョンシーとして自ら起き上がるビジョンが浮かぶ！！！
大急ぎでジャージー警部の元へ向かうアリーだが、死体に成り済ましていた3人のキョンシーは既に生き返り人肉を求め活動を開始していた！！！
更に検視局のオババや飼い犬のトイプードルまでもキョンシー化し、検視局内はどったんばったん大騒ぎ！！！！




死体に偽装したキョンシーが紛れ込み、死体安置所内の人々に襲い掛かる、キョンシー・パニック・ホラー。

何やらトイプードルがゾンビモンスター化すると聞いて見たが、これがまさかのキョンシー物と知ってビックリ。
とはいえ、そのキョンシーは体中見事なまでに腐乱して汚い粘液を放ってるので、実質ゾンビ映画と変わりません。ｗ


お話としてはこの手の密室ゾンビパニック物そのまんまで、過去で苦しむ霊能力者と彼女に協力を頼む刑事のアレコレが描かれた後、舞台は遺体安置所へ。
例によって死にそうな連中が沢山居る遺体安置所で怪物が姿を現して、主人公グループが脱出を図るサバイバルを描くという、死ぬほどよく見かけるタイプのお話ですね。(爆)

前半、主人公がトラウマに苦しむドラマを語ったり、キョンシーが発生してパニックになる辺りは割とマトモ。
しかし、後半からは物凄く汚いやり方でキョンシーが仲間を増やしたり、どう見てもギャグな見た目のオババのキョンシーが出てきたりと、ギャグみたいな場面が増えてゆく！！！
特にあのオババのキョンシーの見た目はハッキリ言ってギャグです。ｗ

クライマックスの展開は、オバちゃん太り過ぎて尻がつっかえたり、爆風でドリフのコントみたいになったり、プードルのキョンシーが最後の最後で大ボケをかましたりと完全にコント！！！
前半の大真面目な下りは何だったんだよ！！！！ｗ
(そもそもプードルのキョンシーが出てきたり、主人公が恰幅のいいオバちゃんな時点でバカ映画なのを覚悟するべきだったが。ｗ)

そんな後半で一気に台無しになりそうな本作だが、キョンシーが出てからの展開はテンポが良くて飽きることなく見れたし、オバちゃんが必死に頑張る姿は何か良い感じのゆるさと微笑ましさを感じられて良かった。ｗ
キョンシーの造形も実にホラーでグロテスクだし、頭の皮を剥いで食わせる気持ち悪い所業まで描かれていたのが好感触だった。
エンディングの80年代感丸出しな音楽も素晴らしい。ｗ


ただ、お話的には大したことないし、テンポが良い後半でも登場人物の身の上話が出てきて物語を停滞させる場面があったりと気になる所も。
特に特に中盤で突然生き返った若い女性は何の為に出てきたのか分からん。
(女性陣がオバちゃんと老婆しかいなかったので華やかし要員だろうか。)

残酷描写もキョンシーの見た目の割には抑え目で、死体を食い散らかしたり、自分の頭の皮を向いて無理矢理食わせると言ったシーンはあるが、残酷に死ぬ奴も居ないのでスプラッター描写に関してはほぼ皆無レベルだった。
一応何人か犠牲者が出るが、オババキョンシーに吹っ飛ばされたり頭にチョップされただけで、血糊だけを流して死ぬ！弱ッ！！！
後、ジャケのトイプードルお化けはクライマックスしか出番が無いので、暴れっぷりを期待して見たら物足りないかも…。


まぁそれでも、モンスターの見せ場は十分多いし、笑えるシーンも多いからか結構楽しめました。
DVD化されてないので見る手段は限られてますが、80年代B級ホラーとしてはそこそこに楽しめるので、機会があればどうぞ。

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筋骨隆々プードルゾンビだぞ☆

Blu-rayが出るとか出ないとか、その他諸々立ち消えたようなので、待てずに海外版DVDをポチりましたw

アホ要素モリモリなのに、それらが暴れるまでが長いのは残念。

見所は75分過ぎです(93分中)w

日本語、英語字幕無し。


ストーリィは…

ぽっちゃりおばちゃん霊能者と刑事2人は死体安置所へ。

すると子供の死体が3体起き上がり、襲い掛かってきた！

なんとかそれらを倒しつつ逃げるが、受付婆の飼っているプードルがそれを食べてしまい……



子ゾンビの造形はなかなか♪
『MAMA』の子供達みたいだった～

攻撃方法は喰うかゲロ！
ゲロをかけられると、何故か巨大化狂暴化します(笑)

でっかくなった人間の攻撃方法はチョップ！
馬場か(*￣∇￣)ノ

そして本命プードルゾンビ☆
ちびっとゾンビを舐めただけなのに、超でっかくなった挙げ句、二足歩行になりますw
ムキムキで梯子も登れるよ♪

攻撃方法は……
なんだあれ？
ひっぱたく、とかかな？？

ラストはダイナマイトでどーーーん！
酷いです(笑)

効果音がズレてたり、壁とかユラユラの低予算感はありますが、暴れる後半15分くらいは最高でした♪

霊能力を持つ女性アリーは旧友のジャージー刑事から子供軟禁事件についての捜査協力を依頼された。
アリーは捜査に協力するため刑事達とともに子供の遺体が安置されている検視局に向かうが・・・・。

深夜の検視局を舞台にキョンシーとしてよみがえった死体に襲われる刑事たちを描いたユーモラスなB級ゾンビホラー映画。
ちょっと珍しいアメリカ産のキョンシー映画であるが、登場するキョンシーの見た目はゾンビとグレムリンを合体させたような風貌をしていて一般的なキョンシーの見た目とはだいぶ違っていたのは印象的だった。
また個人的に主人公が太った中年のおばさんという点が妙にリアリティを感じて良い味を出していた。
クライマックスに巨大なプードルキョンシーが登場するのもB級チックでよく、全体的にこの手の作品にしてはわりと楽しめる方であった。